英文名 | Regulatory Veterinary Medicine | |
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科目概要 | 獣医学科4年前期 [金曜日3時限(週1コマ)]、3群科目、必修、講義、1単位(15時間) | |
担当者 | (◎は科目責任者,※は実務経験のある教員) ◎角田 勤、 青森県職員、 厚生労働省職員 | |
講義室 | B11講義室 | |
備考 | 科目ナンバリング:VV301-GR42 |
獣医療、家畜衛生および公衆衛生行政など獣医領域に関連する法律と畜産に関連した法律を理解することを目標とする。
獣医畜産関係法規では、薬事法、動物の愛護および管理に関する法律、獣医師法、獣医療法、家畜衛生行政の仕組み、農業災害補償法等、家畜伝染病予防法、飼料安全法、感染症法、検疫法、と畜場法、食鳥検査法、食品衛生法等の法律を行政経験豊富な講師により、実例を紹介しながら、教授する。
講義形式。口頭試問と小テストなども実施する。
〇A:コミュニケーション能力
◎B:獣医畜産関係法規に関する知識・技術
〇C:主体性をもって学ぶ力
回 | 項目 | 内容 | 担当者 |
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1 | 獣医師法 | 飼育動物の診療業務、診断書の交付、飼育動物の保険衛生指導、診断後の検案書の作成について解説する。 | 青森県職員 |
2 | 獣医療法 | 飼育動物の診療施設の開設及び管理に関し必要な事項について解説する。 | 青森県職員 |
3 | 獣医療法 | 放射線管理について解説する。 | 青森県職員 |
4 | 医薬品医療機器等法(旧薬事法) | 医薬品、医薬部外品、化粧品、医療機器及び再生医療等製品の品質、有効性及び安全性の確保に関し必要な事項について解説する。 | 青森県職員 |
5 | 毒物及び劇物取締法、麻薬及び向精神薬取締法、覚せい剤取締法など | 指定薬物の規制に関し必要な事項について解説する。 | 青森県職員 |
6 | 家畜伝染病予防法 | 家畜の伝染性疾病の発生を予防に関し必要な事項について解説する。 | 青森県職員 |
7 | 飼料安全法 | 飼料及び飼料添加物の製造等に関する規制について解説する。 | 青森県職員 |
8 | 動物愛護法 | 動物の虐待及び遺棄の防止、動物の適正な取扱いその他動物の健康及び安全の保持等の動物の愛護に関する事項をについて解説する。 | 青森県職員 |
9 | 感染症法 | 感染症法に基づく獣医師が届出を行う感染症と動物に関する事項をについて解説する。 | 厚生労働省職員 |
10 | 検疫法 | 検疫の対象となる感染症並びにその方法に関する必要な事項を解説する。 | 厚生労働省職員 |
11 | 家畜保健衛生所法他 | 地方における家畜衛生の向上、畜産の振興に資す事項について解説する。 | 青森県職員 |
12 | 農業災害補償法 | 農業災害補償法による農家の経営安定に関する事項について解説する。 | 青森県職員 |
13 | と畜場法 | と畜場の経営及び食用に供するために行う獣畜の処理の適正の確保のために公衆衛生の見地から必要な規制について解説する。 | 青森県職員 |
14 | 食鳥処理法 | 食鳥処理事業の公衆衛生の見地から必要な規制について解説する。 | 青森県職員 |
15 | 食品衛生法 | 食品の安全性の確保のために公衆衛生の見地から必要な規制について解説する。 | 青森県職員 |
獣医師として、日常業務を遂行する上で必要な関係法規を理解することを目標とする。
定期試験(到達目標が達成できているかどうかを基準とする)で成績評価(100%)を実施する。
授業時間外に必要な学習の時間:15時間
予習:シラバスの予定に沿って関係法規を事前に読んで授業へ出席する。
復習:授業終了後、配布された資料を再度熟読し、それぞれの法規の原文にも触れること。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 獣医事法規(コアカリ) | 緑書房 | |
参考書 | 獣医畜産六法 | 農林水産省生産局畜産部社団法人 日本獣医師会 |