Web Syllabus(講義概要)
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実験動物学実習
英文名Experimental Animal Science Laboratory
科目概要獣医学科3年前期 [火曜日4・5・6時限(週3コマ)]、3群科目、必修、実習、1単位(45時間)
担当者(◎は科目責任者,※は実務経験のある教員) ◎佐々木 隼人
講義室B21講義室、B23実習室
備考科目ナンバリング:VV304-GS33

授業の目的

生命科学上の研究に必要な実験動物の生物学的特性、疾病と制御について理解し、実験動物の取り扱いや基本的な動物実験手技の習得を目標とする。

教育内容

実験動物学は動物実験に用いられる実験動物に関する総合科学である。解剖学、生理学などを学び、さらに比較動物学を通して実験動物の特性を理解する。

教育方法

講義形式、グループディスカッション、グループワーク
<フィードバック>
レポートおよびグループワークによる提出物は加点・減点項目にチェックを入れて(必要があればコメントを付記)、返却する。また、特に多かった誤解については次回の授業冒頭で解説する。

卒業・学位授与の方針と当該科目の関連

◎ A:獣医学に関連する分野に対する強い関心と意欲的に勉学する意志
◯ B:論理的思考力・理解力・表現力・問題発見能力
  C:獣医学に関する高度な知識と技術

授業内容(シラバス)

項目内容担当者
1ガイダンス
実験動物福祉
実験動物学実習の概要
実験動物福祉の概論
佐々木 隼人
2実験計画書動物実験計画の立案・作成について解説する。グループワークで動物実験計画書を作成する佐々木 隼人
3実験計画書2動物実験計画書の審査について解説する。グループワークで動物実験計画書を審査する佐々木 隼人
4動物実験の基本手技マウスを用いた基本的な実験手技(保定、麻酔、試料投与法、採血等)について解説する佐々木 隼人
5動物実験の基本手技2マウスを用いた実習ビデオ教材を通して実験手技を学び、実験ノートを作成する佐々木 隼人
6実験動物の飼育管理マウス、ラットの飼育管理、育種および繁殖について解説する佐々木 隼人
7マウスの解剖マウスの解剖をシミュレーターを通して学習する佐々木 隼人
8発生工学従来の遺伝子改変技術、胚操作、繁殖工学技術、CRISPR法、GONAD法について解説する佐々木 隼人
9遺伝学的管理実験動物の遺伝学的品質の意義、オフターゲット、遺伝マーカーについて解説する佐々木 隼人
10遺伝学的管理2グループワークにより、制限酵素多型、マイクロサテライトおよびSNPの検索、プライマーの設計を行う佐々木 隼人
11バイオインフォマティクス生命科学のデータベース、ウェブツールの使い方を解説する佐々木 隼人
12微生物学的管理実験動物の感染症、検疫・微生物モニタリングの意義について解説する佐々木 隼人
13微生物学的管理2グループワークにより、実験動物の感染症、検疫・微生物モニタリグについての理解を深める佐々木 隼人
14学術論文学術論文の読み方、論文発表の作法について解説する佐々木 隼人
15学術論文2グループワークによる論文発表会佐々木 隼人
No. 1
項目
ガイダンス
実験動物福祉
内容
実験動物学実習の概要
実験動物福祉の概論
担当者
佐々木 隼人
No. 2
項目
実験計画書
内容
動物実験計画の立案・作成について解説する。グループワークで動物実験計画書を作成する
担当者
佐々木 隼人
No. 3
項目
実験計画書2
内容
動物実験計画書の審査について解説する。グループワークで動物実験計画書を審査する
担当者
佐々木 隼人
No. 4
項目
動物実験の基本手技
内容
マウスを用いた基本的な実験手技(保定、麻酔、試料投与法、採血等)について解説する
担当者
佐々木 隼人
No. 5
項目
動物実験の基本手技2
内容
マウスを用いた実習ビデオ教材を通して実験手技を学び、実験ノートを作成する
担当者
佐々木 隼人
No. 6
項目
実験動物の飼育管理
内容
マウス、ラットの飼育管理、育種および繁殖について解説する
担当者
佐々木 隼人
No. 7
項目
マウスの解剖
内容
マウスの解剖をシミュレーターを通して学習する
担当者
佐々木 隼人
No. 8
項目
発生工学
内容
従来の遺伝子改変技術、胚操作、繁殖工学技術、CRISPR法、GONAD法について解説する
担当者
佐々木 隼人
No. 9
項目
遺伝学的管理
内容
実験動物の遺伝学的品質の意義、オフターゲット、遺伝マーカーについて解説する
担当者
佐々木 隼人
No. 10
項目
遺伝学的管理2
内容
グループワークにより、制限酵素多型、マイクロサテライトおよびSNPの検索、プライマーの設計を行う
担当者
佐々木 隼人
No. 11
項目
バイオインフォマティクス
内容
生命科学のデータベース、ウェブツールの使い方を解説する
担当者
佐々木 隼人
No. 12
項目
微生物学的管理
内容
実験動物の感染症、検疫・微生物モニタリングの意義について解説する
担当者
佐々木 隼人
No. 13
項目
微生物学的管理2
内容
グループワークにより、実験動物の感染症、検疫・微生物モニタリグについての理解を深める
担当者
佐々木 隼人
No. 14
項目
学術論文
内容
学術論文の読み方、論文発表の作法について解説する
担当者
佐々木 隼人
No. 15
項目
学術論文2
内容
グループワークによる論文発表会
担当者
佐々木 隼人

到達目標

適正な動物実験を行うために必要な実験動物の特性や取り扱い方が説明できる。実験動物学分野における獣医師の役割を説明できる。

評価方法

レポート(60%)、グループワーク(40%)により学習到達度・理解度を評価し、成績を判定する。

準備学習(予習・復習等)

授業時間外に必要な学習の時間:2時間
予習:配布されたプリントの内容をよく理解しておくこと。
復習:実習内容をレポートにまとめる。

その他注意事等

実験動物学は様々な分野を含む学問です。動物実験や実験動物に関する幅広い知識や実験手技を身につけて下さい。

教材

種別書名著者・編者発行所
教科書獣医学教育モデル・コア・カリキュラム準拠 実験動物学 第2版久和 茂 編朝倉書店
参考書現代実験動物学 笠井、吉川、安居院朝倉書店
教科書
署名
獣医学教育モデル・コア・カリキュラム準拠 実験動物学 第2版
著者・編者
久和 茂 編
発行所
朝倉書店
参考書
署名
現代実験動物学 
著者・編者
笠井、吉川、安居院
発行所
朝倉書店