| 英文名 | Clinical Veterinary Medicine for Large Animaｌs Ⅱ | |
|---|---|---|
| 科目概要 | 獣医学科４年後期 [木曜日2時限(週1コマ)]、３群科目、必修、講義、１単位(15時間) | |
| 担当者 | (◎は科目責任者，※は実務経験のある教員) ◎高橋 史昭 (※)、 菊池 元宏 (※)、 前田 洋佑 (※)、 菅野 智裕 (※) | |
| 講義室 | B11講義室 | |
| 備考 | 科目ナンバリング：VV301-GC57 | |
産業動物臨床学・馬臨床モデル・コア・カリキュラムで指定されている各種疾患の病態、原因および治療法（とくに外科処置）を理解し、予防法について学ぶ。
大動物における主たる外科科疾患および徴候の病態生理、診断、治療へのアプローチを学ぶ。
パワーポイントおよび配布資料に基づき講義する。また、レポート提出や小テスト等を課した場合は次回の講義でその解答を解説したり、過去の試験問題などについて解説することで理解度の向上を図る。
DP3:獣医学・獣医療の専門知識と技能、DP4:動物の病気の診断・治療・予防 に関連する。
| 回 | 項目 | 内容 | 担当者 |
|---|---|---|---|
| 1 | 馬学一般 | 馬の動物としての特徴、人と馬の関わり | 前田 洋佑 |
| 2 | 馬臨床学総論（１） | 馬の飼育管理、診察法および治療法について | 前田 洋佑 |
| 3 | 馬臨床学総論（２） | 〃 | 前田 洋佑 |
| 4 | 泌尿異常を呈する疾患（１） | 腎臓疾患の病態、原因、症状、診断、治療および外科的アプローチ | 前田 洋佑 |
| 5 | 泌尿異常を呈する疾患（２） | 膀胱および尿路系疾患の病態、症状、診断法および外科的アプローチ | 前田 洋佑 |
| 6 | 牛の感染症と免疫 | 牛の感染症の原因、病態と免疫 | 前田 洋佑 |
| 7 | 牛の感染症と治療 | 牛の細菌感染等の原因、症状、診断法、外科的治療法 | 前田 洋佑 |
| 8 | 運動障害を呈する疾患（１） | 蹄病の発生要因、症状、診断および外科的アプローチと生産性への影響 | 高橋 史昭 |
| 9 | 〃（２） | 骨・関節・筋肉疾患とその診断法、外科的アプローチ | 高橋 史昭 |
| 10 | 〃（３） | 神経系に異常を認める疾患の原因、症状、診断法、治療法 | 高橋 史昭 |
| 11 | 牛の消化器病と外科処置（１） | 反芻獣（牛）の口腔、咽喉頭および食道疾患の病態、原因、症状、診断法および外科的治療 | 菅野 智裕 |
| 12 | 〃 （２） | 反芻獣（牛）の前胃疾患の病態、原因、症状、診断法および外科的治療 | 菅野 智裕 |
| 13 | 皮膚疾患 | 皮膚疾患の原因、症状、診断と処置法および外科的アプローチ | 前田 洋佑 |
| 14 | 牛の乳房炎・乳頭疾患 | 乳房炎の発生機序、診断、治療法および外科的アプローチ | 高橋 史昭 |
| 15 | 総括 | 学習効果の確認 | 高橋 史昭 前田 洋佑 菅野 智裕 |
産業動物の疾患について基本的知識を習得、臨床診断、特に外科的治療法について説明できる。
基本的には定期試験で評価（最終評価は５年前期終了後に４年次後期、５年次前期の試験成績を総合評価）するが、授業中にレポートを課し添削後に返却したり、小テストを実施して、講義時間内あるいは次回の講義時に解答の解説を行い評価の一部とする。（総合評価は定期試験を85％、その他レポート等を15％で評価する）
【授業時間以外に必要とする学習時間：30時間】
予習：獣医内科学（大動物編）および家畜外科学（第５版）を事前に読んでおく。解剖学も重要なので該当する箇所について解剖学の教科書で確認する。
復習：配布資料と講義内容を、教科書と照らし合わせながら再度確認する。
実務経験の授業への活用方法：臨床現場における実際の症例を示しながら、疾患の病態、診断法、治療法などを解り易く解説する。
| 種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
|---|---|---|---|
| 教科書 | 獣医内科学（第２版）大動物編 | 猪熊 壽ほか監修 | 文永堂出版 |
| 教科書 | 家畜外科学（第５版） | 幡谷正明ほか | 金原出版 |
| 教科書 | コアカリ産業動物臨床学 | コアカリ産業動物臨床学 編集委員会 | 文永堂 |
| 教科書 | 馬臨床学 | 樋口 徹監修 | 緑書房 |
| 参考書 | 獣医外科手術 | 竹内 啓ほか編 | 講談社 |