英文名 | Limnology | |
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科目概要 | 生物環境科学科2年後期 [木曜日1時限(週1コマ)]、3群科目、必修、講義、2単位(30時間) | |
担当者 | (◎は科目責任者,※は実務経験のある教員) ◎眞家 永光 | |
講義室 | 821講義室 | |
備考 | 科目ナンバリング:VE301-EE16 | |
JABEE認定プログラム履修の手引き(表3・14)との関連 | E |
水資源,河川・湖沼の構造と物質循環、富栄養化,水質環境と水質保全に関する基礎知識を習得する。
世界の水資源の現状,日本の水資源の現状,河川および湖沼の物質循環,富栄養化,水質環境,水質保全について学ぶ。本講義は,環境科学に関する知識と教養,環境資源の維持と修復,生態系機能の解明と理解,環境保全に関する社会の要請に応える能力を深めるものである。
パワーポイントと配布資料を用いて講義形式で進める.また,グループ発表(全2回)を行う。適宜小テストを行い理解度を確認し,理解度が低い項目に対しては説明を加える。試験の解説を行う。
本講義は,学位授与の方針である,豊かな人間性を育成と、持続型社会を形成するための高度の知識の習得と関連している。本講義を通して,環境科学への理解を深め、高い教養と倫理観を身に付け、環境資源の維持と修復、生態系機能の解明と理解、及び環境保全に関わる基礎的知識を身につける。
回 | 項目 | 内容 | 担当者 | 日時 |
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1 | 世界の水資源 | 世界における水資源の分布と循環,水利用 | 眞家 永光 | 9/30① |
2 | 日本の水資源 | 日本の水資源の現状と水利用 | 眞家 永光 | 10/7① |
3 | 河川(1) | 河川環境の構造 | 眞家 永光 | 10/21① |
4 | 河川(2) | 河川における物質とエネルギーの循環 | 眞家 永光 | 10/28① |
5 | 水田(1) | 稲作の種類と特徴 | 眞家 永光 | 11/4① |
6 | 水田(2) | 水田灌漑 | 眞家 永光 | 11/11① |
7 | 湖沼(1) | 湖沼の生成,湖沼の物理的構造 | 眞家 永光 | 11/18① |
8 | 湖沼(2) | 湖沼における水循環 | 眞家 永光 | 11/25① |
9 | 湖沼(3) | 湖の1年 | 眞家 永光 | 12/2① |
10 | 湖沼(4) | 湖沼の富栄養化 | 眞家 永光 | 12/9① |
11 | 湖沼(5) | 湖沼の富栄養化対策 | 眞家 永光 | 12/16① |
12 | 河川湖沼の溶存有機物 | 溶存有機物の起源,動態,機能 | 眞家 永光 | 12/23① |
13 | 水質項目 | 水質項目,環境基準 | 眞家 永光 | 1/6① |
14 | 水質保全 | 汚水処理 | 眞家 永光 | 1/13① |
① 河川環境の構造と物質循環に関する基礎について理解できるようになる。
② 湖沼環境の構造と物質循環に関する基礎について理解できるようになる。
③ 水田の種類,および,水田灌漑の基礎について理解できるようになる。
④ 富栄養化の原因と対策について理解できるようになる。
⑤ 水質項目と汚水処理について理解できるようになる。
小テストおよび発表(30点)と定期試験(70点)より評価を行う。
【授業時間外に必要な学習の時間:60時間】
予習:WEB上にある資料から、各回の授業内容に関連する箇所を読んできてください。
復習:WEB上で復習問題を解いてください。
わからない点があったら、オフィスアワーやメールを利用して、積極的に質問してください。
水域環境は、生命活動の基本です。大いに興味を持って受講してください。また,講義は,配布プリントとパワーポイントを用いて行います。講義中以外の質問は、研究室(7号棟4階)まで来室ください。オフィスアワーは平日の18時までです。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | (なし) | ||
参考書 | 水利環境工学 | 丸山利輔ら | 朝倉書店 |
参考書 | 陸水学 | アレキサンダー・J・ホーン/チャールス・R・ゴールドマン | 京都大学学術出版会 |
参考書 | 川と湖を見る・知る・探る 陸水学入門 | 日本陸水学会編 | 地人書館 |
参考書 | 清らかな水のためのサイエンス -水質環境学― | 水質環境学編集委員会 農業土木学会 | 三報印刷 |