Web Syllabus(講義概要)
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動物科学概論
英文名Introduction to Animal Science
科目概要生物環境科学科2年後期 [水曜日3時限(週1コマ)]、2群科目、必修、講義、2単位(30時間)
担当者(◎は科目責任者,※は実務経験のある教員) ◎向井 孝夫有原 圭三 (※)久保田 浩司山﨑 淳濱野 美夫永野 昌志
講義室821講義室
備考科目ナンバリング:VE201-BS20
JABEE認定プログラム履修の手引き(表3・14)との関連B

教員免許取得のための必修科目

科目教科に関する科目(高等学校 農業)
施行規則に定める科目区分
  • 農業

授業の目的

人間の生命そして生活を支える動物科学分野について、アニマルサイエンスとバイオサイエンスの2つの領域からの解説を通して,動物科学分野の概要を理解し,以降の学習意欲の向上につなげる講義として位置付ける。

教育内容

人間と他の生物の関係を科学的に考えながら、最先端技術を駆使するまでに発達した動物資源科学の意義と歩みを紹介し、資源動物の種類、飼育それに伴う栄養、動物やヒトの健康に影響を与える微生物さらに資源動物からの恵み(食品など)について解説する。【キーワード】動物生産・飼養管理・食糧生産・地球環境・微生物・農医連携

教育方法

パワーポイントや配布資料を活用しながら、講義形式ですすめる。
項目ごとに質問を受ける、あるいはまとめの課題を課し、理解度の低い点を中心に解説する。

卒業・学位授与の方針と当該科目の関連

◎豊かな人間性
〇環境科学に関する知識と教養・倫理観

授業内容(シラバス)

項目内容担当者日時
1動物科学概論の概要人類が動物を利活用してきた歴史と現状、現在の諸問題について概要説明向井 孝夫
9/22③
2動物栄養学1栄養素の種類や機能濱野 美夫
9/29③
3動物栄養学2各資源動物における栄養素の消化、吸収、利用の特徴濱野 美夫
10/6③
4動物飼育管理学1 動物飼育管理学とは-家畜の一生からみる動物飼育管理学山﨑 淳
10/13③
5動物飼育管理学2家畜の食性-草食家畜である反すう動物の特徴を消化機能からみると山﨑 淳
10/20③
6動物細胞工学1有用動物の作出につながる細胞工学について久保田 浩司
10/27③
7動物細胞工学2 幹細胞を用いた有用動物の作出について久保田 浩司
11/10③
8動物微生物学1微生物学的立場から,動物との正しい関係性を有するための知識を身につけるために,動物やヒトを取り巻く微生物の病原性、人獣共通感染症について概説する。向井 孝夫
11/17③
9動物微生物学2動物の体内や周辺環境には多種多様なな微生物が存在する。本講義では動物やヒトを取り巻く微生物の有用性、物質循環における役割を概説する。向井 孝夫
11/24③
10動物育種学家畜の産乳・産肉能力など、人々の要求にあわせてより能力の高い動物へと遺伝的に改良する方法と我が国の家畜改良方針について概説する。永野 昌志
12/1③
11動物生殖学1家畜の能力を最大限に発揮させるためには、繁殖効率の向上が不可欠である。そのためには各種動物の繁殖生理を理解する必要がある。本講義では、各種動物の繁殖生理について概説する。永野 昌志
12/8③
12動物生殖学2動物の生殖効率を向上させるために、様々な繁殖技術が開発されてきた。本講義では、ホルモン投与による発情周期の調整や生殖工学技術による配偶子の保存・生産について概説する。永野 昌志
12/15③
13食品機能安全学1乳・肉・卵といった畜産食品の特性について、科学的に解説する。有原 圭三
12/22③
14食品機能安全学2乳・肉・卵を原料として製造される加工食品について概説する。有原 圭三
1/5③
No. 1
項目
動物科学概論の概要
内容
人類が動物を利活用してきた歴史と現状、現在の諸問題について概要説明
担当者
向井 孝夫
日時
9/22③
No. 2
項目
動物栄養学1
内容
栄養素の種類や機能
担当者
濱野 美夫
日時
9/29③
No. 3
項目
動物栄養学2
内容
各資源動物における栄養素の消化、吸収、利用の特徴
担当者
濱野 美夫
日時
10/6③
No. 4
項目
動物飼育管理学1 
内容
動物飼育管理学とは-家畜の一生からみる動物飼育管理学
担当者
山﨑 淳
日時
10/13③
No. 5
項目
動物飼育管理学2
内容
家畜の食性-草食家畜である反すう動物の特徴を消化機能からみると
担当者
山﨑 淳
日時
10/20③
No. 6
項目
動物細胞工学1
内容
有用動物の作出につながる細胞工学について
担当者
久保田 浩司
日時
10/27③
No. 7
項目
動物細胞工学2 
内容
幹細胞を用いた有用動物の作出について
担当者
久保田 浩司
日時
11/10③
No. 8
項目
動物微生物学1
内容
微生物学的立場から,動物との正しい関係性を有するための知識を身につけるために,動物やヒトを取り巻く微生物の病原性、人獣共通感染症について概説する。
担当者
向井 孝夫
日時
11/17③
No. 9
項目
動物微生物学2
内容
動物の体内や周辺環境には多種多様なな微生物が存在する。本講義では動物やヒトを取り巻く微生物の有用性、物質循環における役割を概説する。
担当者
向井 孝夫
日時
11/24③
No. 10
項目
動物育種学
内容
家畜の産乳・産肉能力など、人々の要求にあわせてより能力の高い動物へと遺伝的に改良する方法と我が国の家畜改良方針について概説する。
担当者
永野 昌志
日時
12/1③
No. 11
項目
動物生殖学1
内容
家畜の能力を最大限に発揮させるためには、繁殖効率の向上が不可欠である。そのためには各種動物の繁殖生理を理解する必要がある。本講義では、各種動物の繁殖生理について概説する。
担当者
永野 昌志
日時
12/8③
No. 12
項目
動物生殖学2
内容
動物の生殖効率を向上させるために、様々な繁殖技術が開発されてきた。本講義では、ホルモン投与による発情周期の調整や生殖工学技術による配偶子の保存・生産について概説する。
担当者
永野 昌志
日時
12/15③
No. 13
項目
食品機能安全学1
内容
乳・肉・卵といった畜産食品の特性について、科学的に解説する。
担当者
有原 圭三
日時
12/22③
No. 14
項目
食品機能安全学2
内容
乳・肉・卵を原料として製造される加工食品について概説する。
担当者
有原 圭三
日時
1/5③

到達目標

①動物性食料生産に利活用される動物の種類、機能の概要について説明できる。
②動物生産の概要について説明できる。
③動物生産と環境保全に関わる諸問題の概要について説明できる。
④動物生産物である畜産食品の有用性や機能について説明できる。

評価方法

試験方法:筆記試験  実施時期:試験期間内
定期試験で評価する(100%)。欠席は減点する。

準備学習(予習・復習等)

【授業時間外に必要な学習の時間:60時間】
予習:下記に示す参考書のうち、最低1冊は目を通して、畜産学に関する理解を深めておくこと。
復習:興味のある内容については、各担当教員からも参考書籍を紹介できるので、事後学習に利用していただきたい。

その他注意事等

実務経験の授業への活用方法:大学発ベンチャー企業での13年間における経営経験を踏まえ、食品領域における科学技術と産業との関連について解説し、学生諸君に応用性の高い知識を修得してもらう。

教材

種別書名著者・編者発行所
教科書(なし)
参考書畜産学概論小林 泰男 編集朝倉書店
参考書食べ物としての動物たち伊藤 宏講談社
参考書品種改良の世界史正田陽一 編悠書館
教科書
署名
著者・編者
発行所
参考書
署名
畜産学概論
著者・編者
小林 泰男 編集
発行所
朝倉書店
参考書
署名
食べ物としての動物たち
著者・編者
伊藤 宏
発行所
講談社
参考書
署名
品種改良の世界史
著者・編者
正田陽一 編
発行所
悠書館