Web Syllabus(講義概要)
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生物資源循環学
英文名Theory for the Sustainable Agriculture
科目概要生物環境科学科3年前期 [水曜日1時限(週1コマ)]、3群科目、必修、講義、2単位(30時間)
担当者(◎は科目責任者,※は実務経験のある教員) ◎馬場 光久眞家 永光
講義室841講義室
備考科目ナンバリング:VE301-EE15
JABEE認定プログラム履修の手引き(表3・14)との関連E

教員免許取得のための必修科目

科目教科に関する科目(高等学校 農業)
施行規則に定める科目区分
  • 農業

授業の目的

持続的な食料生産の基盤となる土壌,植物,動物など耕地生態系における物質循環を取り上げ,生態系取り巻く環境問題と適切な管理方法について理解することで、食料生産を担う農業・畜産業の重要性を学ぶ。

教育内容

人が生きて行く上で不可欠な食料を生産している耕地生態系の構成要素を物質循環の観点から講義をし,いわゆる持続的な生産方式,環境修復について講義する。

教育方法

配布資料について,板書やパワーポイントによる講義形式で進める。講義内容について授業中に学生に質問して回答する機会を設ける。
フィードバックとして,小テストの解答用紙に質問が記入されていた場合,次回以降に回答したり,補足説明したりする。また,試験解説を行う。

卒業・学位授与の方針と当該科目の関連

 ①豊かな人間性
〇②環境科学に関する知識と教養・倫理観
◎③生態系機能の解明と理解
 ④環境資源の維持と修復
 ⑤環境保全に関する社会の要請に応える能力

授業内容(シラバス)

項目内容担当者日時
第1回資源としての土壌食料生産基盤など資源としての土壌,およびその重要性眞家 永光
4/7①
第2回食料生産の場としての土壌1土壌無機物と土壌有機物眞家 永光
4/14①
第3回食糧生産の場としての土壌2土壌生物と根圏土壌眞家 永光
4/21①
第4回食糧生産の場としての土壌3団粒の形成と土壌炭素貯留眞家 永光
4/28①
第5回食糧生産の場としての土壌4元素循環と土壌の肥沃度 眞家 永光
5/5①
第6回食料自給と環境問題1蓄積する窒素,およびリンと環境汚染
眞家 永光
5/12①
第7回食料自給と環境問題2環境汚染とその修復/中間試験眞家 永光
馬場 光久
5/19①
第8回耕地生態系耕地生態系の植物馬場 光久
5/26①
第9回草地生態系における物質循環1
農作物,および飼料作物の栽培と家畜の生産馬場 光久
6/2①
第10回草地生態系における物質循環2環境容量とこれを越える過度な利用による環境問題馬場 光久
6/9①
第11回草地生態系における物質循環3土壌資源の保全馬場 光久
6/16①
第12回環境浄化の場としての土壌1家畜排泄物の資源化馬場 光久
6/23①
第13回環境浄化の場としての土壌2蓄積する物質馬場 光久
6/30①
第14回環境浄化の場としての土壌3土壌汚染対策防止法,汚染土壌の修復馬場 光久
7/7①
第1回
項目
資源としての土壌
内容
食料生産基盤など資源としての土壌,およびその重要性
担当者
眞家 永光
日時
4/7①
第2回
項目
食料生産の場としての土壌1
内容
土壌無機物と土壌有機物
担当者
眞家 永光
日時
4/14①
第3回
項目
食糧生産の場としての土壌2
内容
土壌生物と根圏土壌
担当者
眞家 永光
日時
4/21①
第4回
項目
食糧生産の場としての土壌3
内容
団粒の形成と土壌炭素貯留
担当者
眞家 永光
日時
4/28①
第5回
項目
食糧生産の場としての土壌4
内容
元素循環と土壌の肥沃度 
担当者
眞家 永光
日時
5/5①
第6回
項目
食料自給と環境問題1
内容
蓄積する窒素,およびリンと環境汚染
担当者
眞家 永光
日時
5/12①
第7回
項目
食料自給と環境問題2
内容
環境汚染とその修復/中間試験
担当者
眞家 永光
馬場 光久
日時
5/19①
第8回
項目
耕地生態系
内容
耕地生態系の植物
担当者
馬場 光久
日時
5/26①
第9回
項目
草地生態系における物質循環1
内容
農作物,および飼料作物の栽培と家畜の生産
担当者
馬場 光久
日時
6/2①
第10回
項目
草地生態系における物質循環2
内容
環境容量とこれを越える過度な利用による環境問題
担当者
馬場 光久
日時
6/9①
第11回
項目
草地生態系における物質循環3
内容
土壌資源の保全
担当者
馬場 光久
日時
6/16①
第12回
項目
環境浄化の場としての土壌1
内容
家畜排泄物の資源化
担当者
馬場 光久
日時
6/23①
第13回
項目
環境浄化の場としての土壌2
内容
蓄積する物質
担当者
馬場 光久
日時
6/30①
第14回
項目
環境浄化の場としての土壌3
内容
土壌汚染対策防止法,汚染土壌の修復
担当者
馬場 光久
日時
7/7①

到達目標

1.日本の農業・食料問題と環境問題の関係を広く理解できる。
2.耕地生態系における物質循環が説明できる。
3.持続的な食料生産の基盤となる土壌の保全について説明できる。

評価方法

小テストの結果を最終成績に反映させる(12点)。講義の中で1回中間試験を実施する(20点)。最終試験においては講義の後半の内容を中心に到達目標を考慮した試験を実施する(68点)。到達目標の達していない学生から申し出があれば、追再試験を実施する。なお、欠席は1回につき3点減点する。

準備学習(予習・復習等)

【授業時間外に必要な学習:60時間】
予習:2回目以降の講義資料を事前に配布します。この資料には引用文献を明記していますので、事前に資料に目を通して質問などを考えておいてください(予習)。このための時間として毎週30分を想定しています。
復習:2回目以降はその前の回の講義内容について小テストを実施しますので、講義内容を整理しておいてください(復習)。このための時間として毎週30分を想定しています。

その他注意事等

土壌や植物,生態に関する講義も受講することが望まれます。
出席の確認以外も月曜日~金曜日午後4時30分~6時30分に、研究室にて質問を受けます。
講義中に質問できなかった場合にはオフィスアワーを利用して質問に来てください。

教材

種別書名著者・編者発行所
教科書(なし)
参考書土壌環境学岡崎正規朝倉書店
参考書改訂 土壌学概論犬伏 和之・白鳥 豊朝倉書店
参考書作物学の基礎II 資源作物・飼料作物中村 聡・新田 洋司・後藤 雄佐農文協
参考書草地学の基礎三枝俊哉・松中照夫農文協
教科書
署名
著者・編者
発行所
参考書
署名
土壌環境学
著者・編者
岡崎正規
発行所
朝倉書店
参考書
署名
改訂 土壌学概論
著者・編者
犬伏 和之・白鳥 豊
発行所
朝倉書店
参考書
署名
作物学の基礎II 資源作物・飼料作物
著者・編者
中村 聡・新田 洋司・後藤 雄佐
発行所
農文協
参考書
署名
草地学の基礎
著者・編者
三枝俊哉・松中照夫
発行所
農文協