英文名 | Veterinary Anatomy Ⅰ | |
---|---|---|
科目概要 | 獣医学科1年後期 [金曜日3・4時限]、3群科目、必修、講義、1単位(15時間) | |
担当者 | (◎は科目責任者,※は実務経験のある教員) ◎谷口 和美 | |
講義室 |
授業の目的:
目標1.動物の体の基本構築を、肉眼解剖学的に理解させる。
目標2.重要な構造は、動物の体の基本構造がどのようにして形成されたかを、発生学的に理解させる。
目標3.獣医解剖学英語の基本的語彙の成り立ちを通して、語彙の増強を図る。
教育内容:
1.動物の肉眼解剖学の入門授業を行い、動物の体の基本的構造を理解する。
2.重要な部分については、体の基本構造の発生学的な成り立ちも、あわせて理解する。
3.解剖学で必要になる基本英語の歴史的成り立ちと、ボキャブラリーを学ぶ(宿題とする)。
教育方法:主として黒板を使用した、ノートをとらせる講義を行う。
回 | 項目 | 内容 | 担当者 |
---|---|---|---|
1 | 肉眼解剖学・発生学(概論、イントロダ クション) | 1.解剖学、発生学とはなにか。 2.予習、復習、宿題についての説明 | 谷口 和美 |
2 | 体腔と内臓、体の向き | 体内に内臓はどのように配置しているか。人と動物の体の向きとその解剖学用語の差異 | 谷口 和美 |
3 | 循環器系1 | 循環器の基本構造(動脈、静脈、リンパ) | 谷口 和美 |
4 | 循環器系2 | 循環器の基本構造(血液) | 谷口 和美 |
5 | 循環器系3 | 循環器の基本構造(血液循環) | 谷口 和美 |
6 | 循環器系4 | 循環器系の発生学 | 谷口 和美 |
7 | 消化器系1 | 消化器の基本構造(口腔~胃) | 谷口 和美 |
8 | 消化器系2 | 消化器の基本構造(腸) | 谷口 和美 |
9 | 消化器系3 | 消化器系の発生学 | 谷口 和美 |
10 | 哺乳動物の初期発生1 | 受精、卵割 | 谷口 和美 |
11 | 哺乳動物の初期発生2 | 着床 | 谷口 和美 |
12 | 哺乳動物の初期発生3 | 原始線条、原始結節 | 谷口 和美 |
13 | 哺乳動物の初期発生4 | 外胚葉、中胚葉、内胚葉 | 谷口 和美 |
14 | 哺乳動物の初期発生5 | 胎膜 | 谷口 和美 |
15 | 哺乳動物の初期発生6 | 胎盤 | 谷口 和美 |
1.動物体の形態、肉眼解剖学的な基本的構築が、その成り立ちと共に理解できるようになる。
2.獣医解剖学の英単語の歴史と構造が理解でき、その結果、語彙を増やすことができるようになる。
試験方法:筆記試験 実施時期:試験期間内
出欠も重視する。
毎週宿題を出す。
この宿題の提出状況も成績に加味する。
予習:教科書の当該ページにあらかじめざっと目を通しておくこと。
復習:授業でやった範囲の教科書の当該ページをしっかり読み直し、重要箇所はノートにまとめる。
復習に重点を置いて欲しい(予習:復習が1:5 くらいの比率で)。
獣医学英語に関しては宿題を課すので、毎回提出とする。
とりわけ復習をしっかりして、授業についてきてください。
色鉛筆もしくはカラーのボールペンを持ってくること。赤、青、緑、橙色など、4 ~ 5 色。
いろいろな色のチョークを用いて、黒板に模式図を描くので、それをノートに描き写すため。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
---|---|---|---|
教科書 | カラーアトラス動物発生学 | 山本雅子、谷口和美(監訳) | 緑書房 |
教科書 | カラーアトラス獣医解剖学 増補改訂第2版 (上巻) | Koenig, Liebich | 緑書房 |
教科書 | カラーアトラス獣医解剖学 増補改訂第2版 (下巻) | Koenig, Liebich | 緑書房 |
教科書 | パーフェクト獣医学英語 | 谷口和美 | チクサン出版社 |
参考書 | 動物のお医者さんのための英会話(CD 付)、第1 ~3巻 | 谷口和美 | アドスリー |