| 英文名 | Molecular Biology | |
|---|---|---|
| 科目概要 | 動物資源科学科３年前期 [水曜日2時限(週1コマ)]、２群科目、必修、講義、２単位(30時間) | |
| 担当者 | (◎は科目責任者，※は実務経験のある教員) ◎向井 孝夫 | |
| 講義室 | 113講義室 | |
分子生物学は生化学と異なり、生命現象を引き起こす遺伝子の構造や機能やその発現機構を扱い、またそれら分子間相互作用の解明を目指している。生命現象を最も論理的に理解するためには分子生物学の知識が必須となるため、分子生物学の誕生から最新の遺伝子操作技術まで系統的に学び、遺伝子のはたらきを理解することを目標とする。
| 回 | 項目 | 内容 | 担当者 |
|---|---|---|---|
| 1 | ガイダンス | 分子生物学の歴史 DNAや二重らせん構造の発見 | 向井 孝夫 |
| 2 | ヌクレオチド・核酸・遺伝情報の概要 | ヌクレオチド・核酸の構造と機能 | 向井 孝夫 |
| 3 | ゲノム、遺伝子、DNA | 染色体とクロマチン、ゲノム、遺伝子、DNA | 向井 孝夫 |
| 4 | DNAの複製1 | DNAの複製の全体像と原核細胞におけるDNAの複製 | 向井 孝夫 |
| 5 | DNAの複製2 | 真核細胞におけるDNAの複製、テロメア | 向井 孝夫 |
| 6 | 転写1 | 原核生物の転写 | 向井 孝夫 |
| 7 | 転写2 | 真核生物の転写 | 向井 孝夫 |
| 8 | 転写の調節１ | 転写調節機構の基本と応用１ | 向井 孝夫 |
| 9 | 転写の調節２ | 転写調節機構の基本と応用２ | 向井 孝夫 |
| 10 | 翻訳 | 遺伝暗号，転移RNAとアミノアシル化，リボソーム，翻訳 | 向井 孝夫 |
| 11 | 突然変異と修復 | 突然変異の要因と影響およびその修復機構 | 向井 孝夫 |
| 12 | ウイルス | ウイルス遺伝子の複製と発現 | 向井 孝夫 |
| 13 | 遺伝子工学の発展と利用1 | 分子生物学領域におけるトピックスを紹介 | 向井 孝夫 |
| 14 | 遺伝子工学の発展と利用2 | 〃 | 向井 孝夫 |
| 15 | 講義総括 | 講義を総括 | 向井 孝夫 |
①遺伝子の本体であるDNAや染色体について説明できる。②DNAの構造解析方法について説明できる。③真核細胞における転写、翻訳機構を説明できる。④遺伝子の発現制御機構について例を挙げ述べることができる。⑤遺伝子工学の概要について述べることができる。
達成目標事項についての小テストを実施する。小テストの提出と出欠確認により出欠状況を把握する。成績評価は、小テストと定期試験の結果から総合的に判断する。
【予習】教科書を各自購入して、各回の授業内容に関連する箇所を読んでくること。【復習】配布プリントや教科書を講義後見直し、不明な点があったら、まず自ら調べ、なお、不明な場合は、積極的に質問すること。
| 種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
|---|---|---|---|
| 教科書 | ヴォート基礎生化学 (第4版) | 田宮信雄 ほか訳 | 東京化学同人 |
| 参考書 | 理系総合のための生命科学 (第3版) | 東京大学生命科学教科書編集委員会 | 羊土社 |
| 参考書 | ストライヤー生化学 (第7版) | 入村達郎他監訳 | 東京化学同人 |