英文名 | Reproductive Biotechnology | |
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科目概要 | 動物資源科学科2年後期 [金曜日2時限(週1コマ)]、3群科目、選択、講義、2単位(30時間) | |
担当者 | (◎は科目責任者,※は実務経験のある教員) ◎高岸 聖彦 | |
講義室 | 111講義室 |
生殖生理学を基礎として発展し、現在では応用技術として独自の展開を進めている発生工学の全体像を理解し、その実用的な意義を認識する。さらに、個々の技術の利用の現状を知るとともに、特に、医療への応用に関する倫理上の注意点・問題点について理解する。
回 | 項目 | 内容 | 担当者 |
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1 | 発生工学の基礎 | 発生工学の歴史的背景、受精と初期発生 | 高岸 聖彦 |
2 | 体外胚生産(1) | 細胞培養培地の基礎、胚操作の基本的手技 | 高岸 聖彦 |
3 | 体外胚生産(2) | 体外における卵子の発育と成熟、体外受精技術の実際 | 高岸 聖彦 |
4 | 体外胚生産(3) | 初期胚培養、胚移植 | 高岸 聖彦 |
5 | 顕微授精 | 顕微授精の手技、不妊治療への臨床応用 | 高岸 聖彦 |
6 | 全胚培養・雌雄の産み分け | 全胚培養技術の現状、雌雄産み分けの手法 | 高岸 聖彦 |
7 | 配偶子の保存 | 卵子および精子の超低温保存、精子の凍結乾燥保存 | 高岸 聖彦 |
8 | 核移植(1) | クローン動物作出の歴史、基本的手技 | 高岸 聖彦 |
9 | 核移植(2) | クローン動物作出の実際、問題点 | 高岸 聖彦 |
10 | エピジェネティクス | ゲノムインプリンティング、クローン、単為発生 | 高岸 聖彦 |
11 | 形質転換動物 | 形質転換動物の作出方法とその応用 | 高岸 聖彦 |
12 | 幹細胞工学 | ES細胞、iPS細胞の樹立法、特性、取扱い | 高岸 聖彦 |
13 | 生命倫理(1) | 生殖補助医療における問題点 | 高岸 聖彦 |
14 | 生命倫理(2) | 配偶子の提供、デザイナーベビー | 高岸 聖彦 |
15 | 生命倫理(3) | プライバシーと法的整備 | 高岸 聖彦 |
1.発生工学を構成する基本的な技術について理解できる。
2.人為的な生殖制御が可能となる学術的な背景について理解することができる。
3.発生生物学、分子生物学、遺伝子工学など他領域との関連について理解することができる。
4.生物学的研究や医療応用などについての意義を理解し、各自が倫理面での考えを持つことができる。
筆記試験の成績(80%)および生命倫理に関するレポート(20%)により総合的に評価する。
予習:講義内容に対応する教科書の記載項目は講義中に示すので事前に目を通しておくこと。関連する他講義の内容についても再確認しておくこと。
復習:図書館の書籍やWeb上の情報等から、様々な情報を得て予習・復習をすること。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 哺乳動物の発生工学 | 佐藤英明 他(編著) | 朝倉書店 |
参考書 | アニマルテクノロジー | 佐藤英明 | 東京大学出版会 |
参考書 | 生殖補助医療(ART)-胚培養の理論と実際- | 日本卵子学会編 | 近代出版 |
参考書 | 科学技術者のための実践生命倫理 | 角田幸雄 | 昭和堂 |