英文名 | Animal Biochemistry Laboratory | |
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科目概要 | 動物資源科学科3年前期 [月曜日3・4時限(週2コマ)]、3群科目、必修、実習、1単位(45時間) | |
担当者 | (◎は科目責任者,※は実務経験のある教員) 折野 宏一 | |
講義室 | 113講義室、A33実習室 |
科目 | 教科に関する科目(中学校及び高等学校 理科) |
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施行規則に定める科目区分 |
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生化学とは生命現象を理解し、化学の言葉で説明する学問である。全ての生物に共通する生体分子であるタンパク質、糖質、脂質、核酸並びに生体触媒としての酵素を取り扱い、実験を通してそれらの構造と性質を理解する。さらに生命維持の根幹であるエネルギー代謝を中心に各生体分子の挙動を分子レベルで表現し、実験できることを目標とする。
回 | 項目 | 内容 | 担当者 |
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第1回 | オリエンテーション | 生化学的用語、試薬調製(pH)、機器の取り扱いの説明 | 吉川 泰永 |
第2回 ~ 第7回 | タンパク質に関する実習 (1)タンパク質定量 (2)酵素活性測定法 | 1.紫外吸収法(UV法)を用いた牛血液タンパク質定量 2.酵素反応速度論 3.アルカリホスファターゼの活性測定(反応時間と生成物量との関係) 4.ラクテートデヒドロゲナーゼ活性測定 (Lineweaver-Burkプロットを用いたミカエリス定数(Km)および最大反応速度測定) | 吉川 泰永 折野 宏一 |
第8回 | 各種クロマトグラフィーの原理 | 各種クロマトグラフィーの説明 1.アフィニティークロマトグラフィー 2.イオン交換クロマトグラフィー 3.サイズ排除クロマトグラフィー | 吉川 泰永 |
第9回 ~ 第12回 | 糖質、脂質に関する実習 (1)解糖系およびペントースリン酸回路 (2)ケトン体代謝 | 1.牛血漿グルコース定量 2.牛血漿β—ヒドロキシ酪酸定量 | 吉川 泰永 折野 宏一 |
第13回 | 総括 | 全ての実習のおさらい | 吉川 泰永 |
第14、15回 | 試験およびその解説 | 試験とその解説 | 吉川 泰永 折野 宏一 |
各種実験の原理について生化学的な専門用語を用いて説明できるようになり、基礎的な実験手技を修得する。さらに、その後のレポート作成を通して、実験結果の取りまとめ方および考察の仕方を修得する。最終的には、生体内で起こる反応について、生化学的な専門用語を用いて説明できる能力を修得する。また、実習の全てを班ごとに行うので、グループワークを通じた円滑なコミュニケーションスキルも修得して欲しい。
試験において60%以上、正答した者に対して、総合評価を行う。総合評価は、試験の点数を70%、レポートの点数を30%とする。
『生化学実験書』(獣医生化学教室編)を各自購入し、実習前に内容・目的・方法を理解しておくことが必要である。また、実習によっては各種参考書が役立つので、活用して欲しい。もし教科書等で理解できない場合は、メールおよび研究室訪問等で積極的に質問をして欲しい。
実習内容および操作を理解しながら実験を遂行するためには予習が必要とされる。
生体試料を用いる実験が多いので実際に体で起こる反応を分子レベルで想像出来るようにして欲しい。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 生化学実習書 | 北里大学獣医生化学教室編 | |
参考書 | 獣医生化学実験 | チクサン出版 | |
参考書 | 獣医生化学 | 朝倉書店 | |
参考書 | ストライヤー生化学 第7版 | 東京化学同人 | |
参考書 | コーンスタンプ生化学 第5版 | 東京化学同人 | |
参考書 | キャンベル・ファーレル生化学 第6版 | 廣川書店 | |
参考書 | 分子細胞生物学 第6版 | 東京化学同人 | |
参考書 | レーニンジャー新生化学 第5版 上・下 | 廣川書店 | |
参考書 | 細胞の分子生物学 第5版 | ニュートンプレス |