英文名 | Grassland Science | |
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科目概要 | 動物資源科学科3年後期 [木曜日3時限(週1コマ)]、3群科目、選択、講義、2単位(30時間) | |
担当者 | (◎は科目責任者,※は実務経験のある教員) ◎杉浦 俊弘 | |
講義室 | 113講義室 |
草地を、飼料作物の生産の場として捉えるだけでなく、自然生態系のひとつとして考え、地球環境における草地生態系の役割についても理解できるようにする。
回 | 項目 | 内容 | 担当者 |
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1 | 草地学とは? | 草地学の内容について,草地農業、草地生態,飼料作物などから概説する。 | 杉浦 俊弘 |
2 | 草地の種類と分布 | 世界に広がる草原の種類と分布、及び気象条件や土壌との関連について説明する。 | 杉浦 俊弘 |
3 | 日本の自然と草地 | 日本に分布する草地について、自然草原、半自然草原、人工草地に分けて説明する。 | 杉浦 俊弘 |
4 | 牧草の種類と生態 | 牧草として利用されている草本植物の種類とその生態について、実物を見せながら説明する。 | 杉浦 俊弘 |
5 | 牧草の生長と栄養価 | 牧草が季節とともに成長していく過程を栄養価とともに紹介し、適正な利用法の原理を講義する。 | 杉浦 俊弘 |
6 | 牧草の生産力 | 家畜を育てるのに必要な牧草の生産量をその利用方法と関連させて述べる。 | 杉浦 俊弘 |
7 | 草地の維持管理 | 半自然草原の放牧による維持管理の様子をビデオを見せながら説明する。 | 杉浦 俊弘 |
8 | 中間試験 | これまでの学習内容の復習と評価 | 杉浦 俊弘 |
9 | 世界の草地畜産(1) | 草地畜産先進国ニュージーランドについてスライドを用いて紹介 | 杉浦 俊弘 |
10 | 世界の草地畜産(2) | 草原の沙漠化が深刻な中国についてスライドを用いて紹介 | 杉浦 俊弘 |
11 | 草地の採草利用 | 乾草とサイレージの調製方法の原理と機械化作業体系を講義する。 | 杉浦 俊弘 |
12 | 草地の放牧利用 | 放牧家畜の管理法や放牧形態の種類及び適切な放牧強度について講義する。 | 杉浦 俊弘 |
13 | 草地畜産における外来種問題 | 外来生物法の概要および外来牧草の必要性と問題点を講義する。 | 杉浦 俊弘 |
14 | 草地の環境保全機能 | 草地における生物多様性と草原にける野生生物の保全について講義する。 | 杉浦 俊弘 |
15 | まとめ | 杉浦 俊弘 |
1.草地の種類と成立過程が説明できる。
2.牧草の種類と飼料としての利用法が説明できる。
3.草地の利用方法の原理が説明できる。
4.草地における生物多様性の役割と問題点が説明できる。
中間試験(20点)と期末試験(80点)によって評価する。
予習:講義内容を事前に確認して、それに関わる事項を図書やインターネットなどで調べてください。
復習:終了時の小テストの問題について復習してください。
不明な点などあれば、講義中あるいはオフィスアワーを利用して、積極的に質問に来て下さい。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | (なし) | ||
参考書 | (なし) |