英文名 | Bioorganic Chemistry | |
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科目概要 | 動物資源科学科2年前期 [木曜日2時限(週1コマ)]、2群科目、必修、講義、2単位(30時間) | |
担当者 | (◎は科目責任者,※は実務経験のある教員) ◎向井 孝夫 | |
講義室 | 111講義室 |
生体を構成している分子、様々な生命現象に関わる化学的変化を理解することが必須である。そのため、主要な生体高分子であるタンパク質、糖質、脂質および核酸の基本構造と性質を理解し、これによって生命科学の最先端である分子生物学の基礎となる知識を修得することを目標とする。
回 | 項目 | 内容 | 担当者 |
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1 | ガイダンス | 生物を構成する細胞の構造や機能を学ぶ上での有機化合物を知ることの重要性の理解 | 向井 孝夫 |
2 | 生物有機化学の基礎 | 化学結合、酸と塩基、水素イン濃度 | 向井 孝夫 |
3 | アミノ酸 | アミノ酸の構造、性質、立体化学,アミノ酸誘導体 | 向井 孝夫 |
4 | タンパク質の一次構造1 | ポリペプチドの多様性、タンパク質の進化 | 向井 孝夫 |
5 | タンパク質の一次構造2 | タンパク質の精製、一次構造の決定方法 | 向井 孝夫 |
6 | タンパク質の三次元構造1 | 二次構造、三次構造、四次構造 | 向井 孝夫 |
7 | タンパク質の三次元構造2 | タンパク質の安定性、変性とフォールディング | 向井 孝夫 |
8 | 核酸科学の基礎1 | ヌクレオチド、核酸、遺伝情報 | 向井 孝夫 |
9 | 核酸科学の基礎2 | DNAの合成 | 向井 孝夫 |
10 | 核酸科学の基礎3 | ゲノム解析、DNA操作 | 向井 孝夫 |
11 | 脂質1 | 脂質の分類、脂肪酸の構造と諸性質、中性脂質、リン脂質、糖脂質、コレステロール | 向井 孝夫 |
12 | 脂質2 | 脂質二分子膜の構造と諸性質 | 向井 孝夫 |
13 | 単糖と多糖 | 単糖・多糖の基本構造 | 向井 孝夫 |
14 | 複合糖質 | 複合糖質と多糖の構造と機能 | 向井 孝夫 |
15 | まとめ | これまでの講義を踏まえ生体内における生体高分子の重要性を総括 | 向井 孝夫 |
①化学結合、酸と塩基、水素イン濃度について説明できる。②20種類の標準アミノ酸の名称を列挙し、諸性質を説明できる。③タンパク質の構造と機能の関連を説明できる。④核酸の構造、遺伝情報およびDNA操作の基本について説明できる。⑤糖質の基本構造を単糖から多糖まで述べることができる。⑥脂質の構造および生体膜の構造について説明できる。
達成目標事項についての小テストを実施する。小テストの提出と出欠確認により出欠状況を把握する。成績評価は、小テストと定期試験の結果から総合的に判断する。
【予習】教科書を各自購入して、各回の授業内容に関連する箇所を読んでくること。わからない点があったら、講義時間終了後やメールを利用して、積極的に質問すること。
【復習】毎回配布されるプリントを用いて不明の点があれば、まず調べる。なお不明な場合は、先生に積極的に質問する。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | ヴォート基礎生化学 (第4版) 田宮信雄 ほか訳 東京化学同人 | 田宮信雄 ほか訳 | 東京化学同人 |
参考書 | ストライヤー生化学 (第7版) | 村達郎他監訳 | 東京化学同人 |