英文名 | Brain Science of Animals | |
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科目概要 | 動物資源科学科3年後期 [金曜日1時限(週1コマ)]、3群科目、選択、講義、2単位(30時間) | |
担当者 | (◎は科目責任者,※は実務経験のある教員) ◎黒瀬 陽平 | |
講義室 | 113講義室 |
脳と関係する様々な生命現象を例にとり、生体における情報について理解を深める。
回 | 項目 | 内容 | 担当者 |
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1 | 生体情報の概念 | 生体情報とは何か?脳情報で機械を制御(BMIとは?) | 黒瀬 陽平 |
2 | 情報伝達のメカニズム | 神経系及び神経伝達の基礎知識 | 黒瀬 陽平 |
3 | 脳の構造と機能(その1) | 脳の進化、脳の区分と機能(大脳皮質、連合野) | 黒瀬 陽平 |
4 | 脳の構造と機能(その2) | 右脳と左脳、大脳辺縁系、海馬の機能(記憶)、間脳(視床下部と情動)脳幹、小脳 | 黒瀬 陽平 |
5 | 神経と代謝調節(その1) | 胃腸の情報伝達(腸管の神経、消化管ホルモン) | 黒瀬 陽平 |
6 | 神経と代謝調節(その2) | 自律神経、脳腸相関、オキシトシン | 黒瀬 陽平 |
7 | 物質で調節される脳(その1) | 神経系のネットワーク、神経伝達物質(アセチルコリン、アミノ酸誘導体など) | 黒瀬 陽平 |
8 | 物質で調節される脳(その2) | 神経伝達物質(アミノ酸、アミノ酸誘導体、プリン) | 黒瀬 陽平 |
9 | 物質で調節される脳(その3) | 神経伝達物質(ペプチド) | 黒瀬 陽平 |
10 | 脳の高次機能(その1) | 非侵襲的な方法による脳機能検査、身体イメージの再構成 | 黒瀬 陽平 |
11 | 脳の高次機能(その2) | 認知記憶のニューロン機構、クオリア、意識 | 黒瀬 陽平 |
12 | 脳の高次機能(その3) | 動物の自己認知、社会的な脳(心の理論、ミラーニューロン、脳の道徳領域) | 黒瀬 陽平 |
13 | 味覚の生理学 | 味覚とは、味覚受容体とGPCR、味覚のシグナル伝達、味覚調節因子 | 黒瀬 陽平 |
14 | 光遺伝学による行動制御 | 光遺伝学とは、記憶痕跡、記憶に残す・理解してもらう | 黒瀬 陽平 |
15 | 最新の脳科学、総括 | 文献紹介と講義全体の総括 | 黒瀬 陽平 |
我々の身近な出来事と関連した脳のはたらきを理解できるようになる。
毎回実施する小テストの解答を通して講義内容の理解を深める。
出席については学生便覧を参照のこと。
定期試験の成績(100%)で評価する。毎回実施する小テストの解答内容を評価の参考にすることがある。
予習:脳に関する書籍は多いので、興味のある本を読むことを勧める。
復習:配布資料の内容については参考書などを読んで十分に理解する。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 教科書は指定しない。 毎回、資料を配布する。 | ||
参考書 | 脳の話 | 時実利彦 | 岩波書店 |
参考書 | 脳とホルモン | 松尾壽之 | 共立出版 |
参考書 | 意識の探求(上・下) | クリストフ・コッホ | 岩波書店 |
参考書 | バイオサイコロジー 脳-心と行動の神経科学 | ピネル | 西村書店 |