英文名 | Human-Animal Bond | |
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科目概要 | 動物資源科学科3年前期 [金曜日1時限(週1コマ)]、2群科目、選択、講義、1単位(15時間) | |
担当者 | (◎は科目責任者,※は実務経験のある教員) ◎松浦 晶央 | |
講義室 | 113講義室 |
人と動物関係学の重要テーマとして、家畜の生態と人の生活の密接な関係、動物介在活動および動物介在療法の現状とその効果、および野生動物と人間社会の問題について、最近の研究を交えながら基本的な理論を講義する。
回 | 項目 | 内容 | 担当者 |
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1 | 人と動物関係学とは | 人と動物関係学の学問分野の説明 | 松浦 晶央 |
2 | 家畜と文化1 | 家畜の生態と宗教の関係、アメリカ合衆国での牛肉消費量変化 | 松浦 晶央 |
3 | 家畜と文化2 | ミルクを消化できる人とできない人、民族の文化、環境の違いから考察 | 松浦 晶央 |
4 | 人と動物関係学における動物福祉 | 現在の集約的家畜生産における問題点 | 松浦 晶央 |
5 | 学習 | 学習理論 | 松浦 晶央 |
6 | 動物介在活動・療法・教育 | イヌ・ウマを活用した動物介在活動・療法・教育 | 松浦 晶央 |
7 | イヌの家畜化と行動 | イヌとヒトのより良い関係とは | 松浦 晶央 |
8 | ヒトと野生動物 | 病気を介したヒトと野生動物との関係 | 松浦 晶央 |
1)家畜と文化の関係を理解する
2)家畜の行動をヒトの健康や福祉に利用する活動について理解する
3)野生動物と人の関係について自分の意見をもつ
定期試験の成績(割合:90%)およびレポート(割合:10%)で評価する。
ヒトと動物のより良い関係について、文化、動物福祉、健康などの観点から根拠を示しながら自分の意見をもてているか評価する。
日頃から本やニュースなどで家畜や野生動物関連の情報を入手しておく。また、配布プリントで復習をしておく。
講義では広い分野を扱う。興味を持った分野について、参考図書等でさらに深く学んでほしい。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | (なし) | ||
参考書 | 進化と人間行動 | 長谷川寿一、長谷川眞理子 | 東京大学出版会 |
参考書 | ヒトと動物 | 林良博、近藤誠司、高橋成紀 | 朔北社 |
参考書 | 動物人間関係論 | 松木洋一 監修 | 養賢堂 |
参考書 | 「ヒトと動物の関係」の学び方 | 桜井富士朗、長田久雄 | インターズー |
参考書 | アニマル・セラピーの理論と実際 | 岩本隆茂、福井至 | 培風館 |
参考書 | ぼくらはそれでも肉を食う | ハロイド・ハーツォグ | 柏書房 |