英文名 | Food Science Laboratory | |
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科目概要 | 動物資源科学科2年後期 [火曜日3・4時限(週2コマ)]、3群科目、必修、実習、1単位(45時間) | |
担当者 | (◎は科目責任者,※は実務経験のある教員) ◎濱野 美夫、 落合 優 (※) | |
講義室 | 111講義室、141実習室、151実習室 |
科目 | 教科に関する科目(中学校及び高等学校 理科) |
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施行規則に定める科目区分 |
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食品科学実習では、畜産食品(乳・卵など)、加工食品および食品原料を実験材料とし、それらの特性を理解すると共に、食品に含まれる化学成分(タンパク質、脂質、糖質など)の構造と性質に関する知識を身につけることを目的とする。また、化学実験、分析実験などを行う上での注意事項を十分に理解し、それらの実験に関する基礎的な技術を習得する。さらに、食品を製造および食品の機能性を評価する上で必要となる分析の原理や技術についてしっかりと理解させる。
回 | 項目 | 内容 | 担当者 |
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1 | 実習の概要 | 実習の意義、スケジュール、注意事項の解説 | 濱野 美夫 落合 優 |
2 | 乳製品製造実習(1) | アイスクリームの製造、その1 | 濱野 美夫 落合 優 |
3 | 乳製品製造実習(2) | アイスクリームの製造、その2 | 濱野 美夫 落合 優 |
4 | 乳製品製造実習(3) | 乳酸菌飲料の製造、その1 | 濱野 美夫 落合 優 |
5 | 乳製品製造実習(4) | 乳酸菌飲料の製造、その2 | 濱野 美夫 落合 優 |
6 | 食品の品質検査(1) | 牛乳の品質検査 | 濱野 美夫 落合 優 |
7 | 食品の品質検査(2) | 鶏卵の品質検査 | 濱野 美夫 落合 優 |
8 | 乳タンパク質の分離(1) | 牛乳からのカゼインの分離 | 濱野 美夫 落合 優 |
9 | 乳タンパク質の分離(2) | 牛乳からのホエーの分離 | 濱野 美夫 落合 優 |
10 | 食品の官能検査 | 官能検査の基礎実習 | 濱野 美夫 落合 優 |
11 | 食品のアレルギー検査 | 食品に含まれるアレルギー物質の検査 | 濱野 美夫 落合 優 |
12 | 食品の冷凍と乾燥 | 食品の急速冷凍と緩慢冷凍、食品の乾燥技術の紹介 | 濱野 美夫 落合 優 |
13 | 食品中の総ポリフェノール量の測定 | 茶ポリフェノール含有量の測定 | 濱野 美夫 落合 優 |
14 | 食品中のポリフェノールの生理活性測定 | 茶ポリフェノールの生理活性作用の測定 | 濱野 美夫 落合 優 |
15 | 実習のまとめ | 実習の要点の復習、レポートの作成方法 | 濱野 美夫 落合 優 |
学生が実習を通じて、食品に対する関心を高め、基本的な食品成分に関する理解を確実なものにする。また、実験器具の扱い方、分析方法、検査手法などに関する基礎的な知識・技術を身につける。
出席状況、実習態度(身なりも含む)、レポートと定期試験などにより総合的に評価する。
実習前に食品科学実習テキストの該当箇所を必ず読んでくること。
食や食品科学分析の内容や技術について興味を持つこと。
実習中および予習の段階で教科書および参考書の該当ページを指示するので、参考書を必ず準備すること。
予習:効果的な実習とするために、必ず食品科学実習テキストを熟読し、十分な理解を持って実習に望んでいただきたい。
復習:各実習項目ごとにレポートを課す。レポート作成時に実習の目的、方法および得られた結果の解釈などをよく理解した上で作成していただきたい。。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 食品科学実習テキスト | 落合 優ほか | 北里大学獣医学部栄養生理学研究室 |
参考書 | 畜産物利用学 | 齋藤忠夫・根岸晴夫・八田 一 | 文永堂出版 |