英文名 | Animal Cell Biotechnology Laboratory | |
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科目概要 | 動物資源科学科3年前期 [金曜日3・4時限(週2コマ)]、3群科目、必修、実習、1単位(45時間) | |
担当者 | (◎は科目責任者,※は実務経験のある教員) ◎久保田 浩司、 垣内 一恵 | |
講義室 | 113講義室、141実習室、コンピュータ実習室 |
科目 | 教科に関する科目(中学校及び高等学校 理科) |
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施行規則に定める科目区分 |
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動物個体や動物細胞を分子レベルで解析する場合に必須の技術となる細胞工学では、生体外での動物細胞の維持が基礎となる。浮遊細胞ならびに接着細胞の基本的な培養及び保存技術を習得するとともに、培養細胞への遺伝子導入法と遺伝子導入細胞の解析方法を習得する。ハイブリドーマが産生するモノクローナル抗体の利用法や人工多能性幹細胞の解析方法を習得し、細胞工学の革新的技術を理解する。
回 | 項目 | 内容 | 担当者 |
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1 | オリエンテーション | 実習概要の解説 | 久保田 浩司 垣内 一恵 |
2 | 細胞培養1~基本実験手技~ | 細胞の観察と計数 | 久保田 浩司 垣内 一恵 |
3 | 細胞培養2~浮遊細胞~ | 浮遊細胞(ハイブリドーマ)の継代 | 久保田 浩司 垣内 一恵 |
4 | モノクローナル抗体 | ハイブリドーマの増殖と培養上清の回収 | 久保田 浩司 垣内 一恵 |
5 | 免疫染色 | 精原幹細胞の免疫染色とフローサイトメトリー | 久保田 浩司 垣内 一恵 |
6 | フローサイトメトリー | フローサイトメトリーデータの解析 | 久保田 浩司 垣内 一恵 |
7 | 実習のまとめ1~浮遊細胞~ | 第2~6回の実習のまとめと接着細胞培養法の解説 | 久保田 浩司 垣内 一恵 |
8 | 細胞培養3~接着細胞~ | 接着細胞の継代 | 久保田 浩司 垣内 一恵 |
9 | 細胞培養4~凍結~ | 培養細胞の凍結保存 | 久保田 浩司 垣内 一恵 |
10 | 細胞培養5~融解~ | 凍結細胞の融解と培養 | 久保田 浩司 垣内 一恵 |
11 | 実技試験 | 細胞培養の基本手技と継代操作の試験 | 久保田 浩司 垣内 一恵 |
12 | 遺伝子導入1~遺伝子導入~ | 緑色蛍光タンパク質(GFP)遺伝子の遺伝子導入 | 久保田 浩司 垣内 一恵 |
13 | 遺伝子導入2~発現解析~ | GFP発現細胞のフローサイトメトリー | 久保田 浩司 垣内 一恵 |
14 | 幹細胞 | 多能性幹細胞が発現する未分化マーカーの発現解析 | 久保田 浩司 垣内 一恵 |
15 | 実習のまとめと総括 | 第8~14回の実習のまとめと全体の総括 | 久保田 浩司 垣内 一恵 |
1.細胞培養技術を理解し、その操作ができる。
2.細胞解析技術を理解し、その操作ができる。
3.細胞工学技術を理解し、その操作ができる。
実技試験(20%)、レポート(40%) 、定期試験(40%)により判断する。なお欠席は減点する。
テキストをあらかじめ熟読し実習内容を把握して滞りなく実習に取り組めるように準備しておくこと。また、参考書を用いて実習内容に関連する領域を予習しておくこと。各実習終了後はレポートを作製することにより実習内容を復習すること。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 細胞工学実習テキスト | 久保田・垣内 | 細胞工学研究室 無料配布 |
参考書 | 動物細胞培養法入門(生化学実験法) | 松谷 豊 | 学会出版センター |
参考書 | 改訂 培養細胞実験ハンドブック | 黒木登志夫 監修 | 羊土社 |
参考書 | 細胞培養実習テキスト | 日本組織培養学会編 | じほう |