| 英文名 | Livestock Judging(including Practice) | |
|---|---|---|
| 科目概要 | 動物資源科学科４年前期 [火曜日2・3・4時限(週3コマ)]、３群科目、選択、講義・実習、２単位(90時間) | |
| 担当者 | (◎は科目責任者，※は実務経験のある教員) ◎東 善行、 山﨑 淳 | |
| 講義室 | 112講義室、621実習室 | |
収益性の高い畜産経営を営むための重要な基礎的条件は、経営的戦略を明確にして、能力の高い家畜をより多く揃えることである。そのためには、日本における畜産の展開の歴史や国際的視野からみた日本の畜産の特徴を明らかにしておく必要がある。そのうえで各家畜に要求される経済形質を検討し、明らかにしなければならない。それと平行して、畜種ごとに優秀な個体の見分け方（審査）のポイントを理解しておかなければならない。家畜審査は優秀な種畜を外貌と能力の記録をもとに選抜するうえで有力な手段の一つである。本審査論では、家畜の品種（牛・豚）ごとに審査標準に則って、審査の実技を習得させる。
| 回 | 項目 | 内容 | 担当者 |
|---|---|---|---|
| 1 | 家畜の育種改良（１） | 家畜の育種改良の歴史、家畜の能力と遺伝 | 東 善行 山﨑 淳 |
| 2 | 家畜の育種改良（２） | 種畜の選抜、交配法 | 東 善行 山﨑 淳 |
| 3 | 家畜の育種改良（３） | 育種改良の現状、家畜の能力検定 | 東 善行 山﨑 淳 |
| 4 | 家畜審査の概要（１） | 家畜審査の目的、意義、 | 東 善行 山﨑 淳 |
| 5 | 家畜審査の概要（２） | 家畜の体型の変遷、体尺測定 | 東 善行 山﨑 淳 |
| 6 | 家畜の見方（１） | 子牛、未経産牛の見方、発育判定 | 東 善行 山﨑 淳 |
| 7 | 家畜の見方（２） | 経産牛の見方 | 東 善行 山﨑 淳 |
| 8 | 家畜の見方（３） | 豚の見方 | 東 善行 山﨑 淳 |
| 9 | 家畜の見方（４） | 豚の各品種の特徴 | 東 善行 山﨑 淳 |
| 10 | 審査標準（１） | 肉用牛の各品種の審査標準の解説 | 東 善行 山﨑 淳 |
| 11 | 審査標準（２） | 乳用種の各品種の審査標準の解説 | 東 善行 山﨑 淳 |
| 12 | 審査標準（３） | 豚の審査標準の解説 | 東 善行 山﨑 淳 |
| 13 | 家畜審査の実際（１） | 乳牛の審査、線形審査、牛群検定 | 東 善行 山﨑 淳 |
| 14 | 家畜審査の実際（２） | 肉用牛の審査 | 東 善行 山﨑 淳 |
| 15 | 家畜審査の実際（３） | 豚の審査 | 東 善行 山﨑 淳 |
優秀な家畜個体の体型が想定できること。審査標準を理解して、それに基づいての審査実技することができる。
実習レポート２回（15点×２回）（割合：３０％）、定期試験（到達目標が達成できているかどうかを基準とする）（割合：７０％）
予習：２年次に開講された家畜品種論、３年次に開講された動物育種学を復習しておくこと。
復習：配布資料を講義および実習後見直し、不明な点があったら、積極的に質問をすること。
人間の食料生産に不可欠な家畜の理想的な体型を理解し、生産性の高い家畜の改良に興味を持ってほしい。
| 種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
|---|---|---|---|
| 教科書 | 家畜審査論資料 | 東 善行 | 北里大学獣医学部栄養生理学研究室 |
| 教科書 | 家畜審査論実習資料（牛編） | 東 善行 | 北里大学獣医学部栄養生理学研究室 |
| 教科書 | 種豚登録講習会テキスト | （社）日本養豚協会 | |
| 参考書 | 家畜審査教本 | 上坂章次、桝田精一、丹羽太右衛門 | 富民協会 |
| 参考書 | 種豚登録講習会テキスト | （社）日本種豚登録協会 | （社）全国養豚協会 |
| 参考書 | 新編 ホルスタインの見方 | 社団法人日本ホルスタイン登録協会 | 社団法人日本ホルスタイン登録協会 |