英文名 | Applied Microbiology | |
---|---|---|
科目概要 | 動物資源科学科3年後期 [火曜日4時限(週1コマ)]、3群科目、選択、講義、2単位(30時間) | |
担当者 | (◎は科目責任者,※は実務経験のある教員) ◎山本 裕司 | |
講義室 | 113講義室 |
応用微生物学は、人類に役立つ方向性を持つ微生物を扱う領域である。食品や医薬品の製造に古くから微生物が利用されてきたが、現在では、食料、環境、エネルギーといった広範な分野で微生物利用が注目されている。このような人類に役立つ微生物について、基礎から応用までを理解してもらう。
回 | 項目 | 内容 | 担当者 |
---|---|---|---|
1 | ガイダンス | 応用微生物学が扱う対象および領域を概説 | 山本 裕司 |
2 | 応用微生物学の基礎1 | 応用微生物学の理解に必要な知識の確認 | 山本 裕司 |
3 | 応用微生物学の基礎2 | 有用微生物の探索と育種 | 山本 裕司 |
4 | 食品製造と微生物1 | チーズとヨーグルトの製造に関わる微生物とその役割 | 山本 裕司 |
5 | 食品製造と微生物2 | お酒の製造に関わる微生物とその役割 | 山本 裕司 |
6 | 個体と微生物1 | 腸内細菌とその役割 | 山本 裕司 |
7 | 個体と微生物2 | 腸内細菌の解析手法 | 山本 裕司 |
8 | 個体と微生物3 | プロバイオティクスとその利用 | 山本 裕司 |
9 | 環境と微生物1 | 植物と共生する微生物とその役割 | 山本 裕司 |
10 | 環境と微生物2 | 地球の物質循環における微生物の役割 | 山本 裕司 |
11 | 環境と微生物3 | 微生物を利用した難分解性物質の分解と環境修復 | 山本 裕司 |
12 | 医療と微生物1 | 抗生物質と薬剤再耐性菌 | 山本 裕司 |
13 | 医療と微生物2 | 抗生物質以外の医薬品の生産 | 山本 裕司 |
14 | 医療と微生物3 | 細菌の酵素を用いたゲノム編集技術 | 山本 裕司 |
15 | 講義の総括 | 講義全体を振り返り、議論を交えながら総括 | 山本 裕司 |
微生物が豊かな生活の実現に寄与することを十分に理解したうえで、科学的および技術的に微生物の利用方法を説明することができる。
毎回実施する小テスト(20%)と定期試験(80%)により、総合的に評価する。
予習:講義内容は予め通知するので、参考書等を利用して基本的な知識を修得しておく。
復習:講義資料に記載されている確認問題を中心に内容の整理と理解に努める。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
---|---|---|---|
教科書 | (なし) | ||
参考書 | 応用微生物学 第3版 | 横田篤、大西康夫、小川順 | 文永堂出版 |
参考書 | 環境微生物学 | 久保幹、森﨑久雄、久保田謙三、今中忠行 | 化学同人 |
参考書 | Brock微生物学 | Michael T.Madigan, John M.Martinko and Jack Parker | オーム社 |