Web Syllabus(講義概要)
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応用動物行動学実習
英文名Practice in Animal Behavior
科目概要動物資源科学科2年前期 [水曜日3・4時限(週2コマ)]、3群科目、必修、実習、1単位(45時間)
担当者(◎は科目責任者,※は実務経験のある教員) ◎松浦 晶央小倉 匡俊
講義室111講義室、621実習室

授業の目的

動物を飼育するときに考えるべき点を実際の動物行動・動物舎・気候などを取り込んで実習を行う。動物の個体管理に必要な知識と技術、動物を飼育する上で重要な生体内環境と生体外環境、さらに生態と環境の相互関係について、測定・実習を行う。さらに、動物行動の理解に必要な知識を体系付けながら実習を行う。

授業内容(シラバス)

項目内容担当者
1オリエンテーション実習概要の説明松浦 晶央
小倉 匡俊
2行動観察 成ブタ産業動物であるブタのうち、特に成ブタを実際に観察することにより行動の特性を知る 小倉 匡俊
3行動観察 子ブタ産業動物であるブタのうち、特に成ブタを実際に観察することにより行動の特性を知る小倉 匡俊
4行動観察 ウマウマを実際に観察することにより行動の特性を知る松浦 晶央
5行動観察 ヒツジヒツジを実際に観察することにより行動の特性を知る小倉 匡俊
6トレーニング ウマウマのハンドリングとトレーニング松浦 晶央
7外部刺激に対するウマの反応心拍数測定と行動観察により、各種刺激に対するウマの反応を把握する松浦 晶央
8ハズバンダリートレーニング動物の健康管理のためのトレーニングを知り体験する小倉 匡俊
9環境エンリッチメント1動物福祉に配慮して飼育するための様々な工夫を理解し、環境エンリッチメント作りを体験する小倉 匡俊
10動物園動物の行動解析展示動物の行動を動画解析し、アニマルウェルフェアの観点から考察を行う小倉 匡俊
11環境エンリッチメント2自分たちで作成した環境エンリッチメントを評価し、改善点などを考察する小倉 匡俊
12脊椎動物の歩法と進化脊椎動物の進化と歩法の関係を知り、特にスポーツや福祉分野での利用効果と密接に関連するウマの歩法について知る松浦 晶央
13イノシシ獣害対策視聴覚教材を用いてイノシシの獣害対策に対する現状と問題点を把握する松浦 晶央
14動物行動と進化視聴覚教材を用いて動物の行動と進化について理解を深める松浦 晶央
15補助犬視聴覚教材を用いて盲導犬・介助犬・聴導犬に関する理解を深める松浦 晶央
No. 1
項目
オリエンテーション
内容
実習概要の説明
担当者
松浦 晶央
小倉 匡俊
No. 2
項目
行動観察 成ブタ
内容
産業動物であるブタのうち、特に成ブタを実際に観察することにより行動の特性を知る 
担当者
小倉 匡俊
No. 3
項目
行動観察 子ブタ
内容
産業動物であるブタのうち、特に成ブタを実際に観察することにより行動の特性を知る
担当者
小倉 匡俊
No. 4
項目
行動観察 ウマ
内容
ウマを実際に観察することにより行動の特性を知る
担当者
松浦 晶央
No. 5
項目
行動観察 ヒツジ
内容
ヒツジを実際に観察することにより行動の特性を知る
担当者
小倉 匡俊
No. 6
項目
トレーニング ウマ
内容
ウマのハンドリングとトレーニング
担当者
松浦 晶央
No. 7
項目
外部刺激に対するウマの反応
内容
心拍数測定と行動観察により、各種刺激に対するウマの反応を把握する
担当者
松浦 晶央
No. 8
項目
ハズバンダリートレーニング
内容
動物の健康管理のためのトレーニングを知り体験する
担当者
小倉 匡俊
No. 9
項目
環境エンリッチメント1
内容
動物福祉に配慮して飼育するための様々な工夫を理解し、環境エンリッチメント作りを体験する
担当者
小倉 匡俊
No. 10
項目
動物園動物の行動解析
内容
展示動物の行動を動画解析し、アニマルウェルフェアの観点から考察を行う
担当者
小倉 匡俊
No. 11
項目
環境エンリッチメント2
内容
自分たちで作成した環境エンリッチメントを評価し、改善点などを考察する
担当者
小倉 匡俊
No. 12
項目
脊椎動物の歩法と進化
内容
脊椎動物の進化と歩法の関係を知り、特にスポーツや福祉分野での利用効果と密接に関連するウマの歩法について知る
担当者
松浦 晶央
No. 13
項目
イノシシ獣害対策
内容
視聴覚教材を用いてイノシシの獣害対策に対する現状と問題点を把握する
担当者
松浦 晶央
No. 14
項目
動物行動と進化
内容
視聴覚教材を用いて動物の行動と進化について理解を深める
担当者
松浦 晶央
No. 15
項目
補助犬
内容
視聴覚教材を用いて盲導犬・介助犬・聴導犬に関する理解を深める
担当者
松浦 晶央

到達目標

1.環境に対する動物の行動・生理的反応について理解できる。
2.動物のハンドリングを通して正しい取り扱いに習熟できる。
3.動物の様々な役割について理解できる。

評価方法

レポート(90%)および受講態度(10%, その他注意などを参照)により評価する。

準備学習(予習・復習等)

実習テキストを用いて事前に予習する。実習後はレポート作成を通じて内容をより深く理解する。

その他注意事等

到達目標達成のために以下の点を考えながら実習を受講すること。実習は動物の反応を正確に知るために、受講態度と指定化の点に注意し、自分自身と扱う動物に怪我や事故のないようにすること。
1.動きやすく汚れを気にしない服装(帽子の着用と髪型を含む)・履物を着用する。                     
2.動物舎に入るときには、必要に応じて履物・身体・手指の消毒を行う。                          
3.動物を扱うときには声をかけながら近づき、相手と十分コミュニケーションをして、また接するときには恐がらず、かつ恐がらせない。

教材

種別書名著者・編者発行所
教科書動物行動学実習テキスト動物行動学研究室
参考書家畜行動図説佐藤衆介、近藤誠司、田中智夫、楠瀬 良朝倉書店
参考書家畜生理学津田、小原、加藤養賢堂
参考書なるほど!犬の心理と行動水越美奈西東社
参考書家畜行動学三村 耕養賢堂
教科書
署名
動物行動学実習テキスト
著者・編者
動物行動学研究室
発行所
参考書
署名
家畜行動図説
著者・編者
佐藤衆介、近藤誠司、田中智夫、楠瀬 良
発行所
朝倉書店
参考書
署名
家畜生理学
著者・編者
津田、小原、加藤
発行所
養賢堂
参考書
署名
なるほど!犬の心理と行動
著者・編者
水越美奈
発行所
西東社
参考書
署名
家畜行動学
著者・編者
三村 耕
発行所
養賢堂