英文名 | Extra-Curricular Activities | |
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科目概要 | 動物資源科学科3年後期 [水曜日1時限(週1コマ)]、教職課程科目、必修、講義、2単位(30時間) | |
担当者 | (◎は科目責任者,※は実務経験のある教員) ◎荒尾 貞一 | |
講義室 | 未定 |
科目 | 教職に関する科目(教育課程及び指導法に関する科目) |
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各科目に含めることが必要な事項 |
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高等学校学習指導要領は、特別活動の目標を「望ましい集団活動を通して、心身の調和のとれた発達と個性の伸長を図り、集団や社会の一員としてよりよい生活や人間関係を築こうとする自主的、実践的な態度を育てるとともに、人間としての在り方生き方についての自覚を深め、自己を生かす能力を養う」としている。この科目は、この目標を達成するために必要な指導力を育成することを目標とする。
特別活動の目的と歴史を講義して、その内容(学級活動、生徒会活動、学校行事)について、具体例や実習を通して、その意義を深く考察し、実践的指導力を養成する。
回 | 項目 | 内容 | 担当者 |
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1 | 特別活動とは何か | 1)小学校、中学校、高等学校における特別活動の教育目標の特徴 2)特別活動の4分野 3)教科外教育としての特別活動 4)民主的な社会および国家の形成者を目指した特別活動 ◎教科書「全体序章」およびp.209~p.212を読了のこと。 ◎アメリカの高校を舞台にした映画やテレビドラマ、演劇を鑑賞して日本の高校生の生活と比較、考察するレポートを課す。 | 荒尾 貞一 |
2 | 特別活動の歴史(1) | 1)儀式から発生した特別活動とその国民教化の役割 2)運動会、遠足、学芸会・文化祭の派生。 ◎教科書、第1部-1、p.26まで読了のこと。 | 荒尾 貞一 |
3 | 特別活動の歴史(2) | 3)児童・生徒の自主的組織の重視 4)戦後教育改革と特別活動の展開。 ◎教科書第1部-1、p.27~37、第2部-1を読了のこと。 ◎高等学校で「学級活動」のことを「ホームルーム活動」と呼ぶ理由について考察するレポート課題を課す。 | 荒尾 貞一 |
4 | 学級活動(1) | 1)学級集団の意義と構造 ①学習集団、生活集団としての学校と学級 ②フォーマルグループとインフォーマルグループ ◎参考書、p.10-13、p.194-197を読了しておくこと。 ◎第6回、7回講義の理解を助けるために「気に入った者同士による班編制をしない教育的理由と心理学的な理由」に関するレポートを課す。 | 荒尾 貞一 |
5 | 学級活動(2) | 2)出会いの活動、遊びの意義とその利用法 3)遊び実習とその省察 ◎「遊び」とは何か、心理学事典などで調べておくこと。 ◎この講義の遊び実習を省察したレポートを課す。 | 荒尾 貞一 |
6 | 学級活動(3) | 4)班編制と班活動 5)自己紹介実習およびその省察 ◎実習概要を説明した印刷物を配布して、それに基づいた班編制による自己紹介活動を実習する。 ◎今回講義の班活動、自己紹介実習を省察したレポートを課す。 | 荒尾 貞一 |
7 | 学級活動(4) | 6)学級づくりの必要性とその実践例 ◎参考書p.197-202を読了しておくこと。 ◎第8回講義の理解を助けるために「多数決における少数意見の尊重のやり方」に関するレポートを課す | 荒尾 貞一 |
8 | 学級活動(5) | 7)集団意志決定過程と多数決における少数意見の尊重 8)第7回講義で課したレポートの解説 9)リーダーシップとフォロワーシップ。 ◎第7回講義で課したレポート講義開始時に集める。 | 荒尾 貞一 |
9 | 学級活動(6) | 10)学校行事を活用し、それと関連させた学級活動の指導計画作成―学級編成時から夏休みまで― ◎教科書、第1部-2を読了しておくこと | 荒尾 貞一 |
10 | 学級活動(7) | 11)学校行事を活用し、それと関連させた学級活動の指導計画作成―夏休み後から学級解散時まで― ◎教科書第1部-2を読了しておくこと | 荒尾 貞一 |
11 | 生徒会活動(1) | 1)小学校、中学校、高等学校における児童会、生徒会活動の教育目標 2)学校生活の向上、改善のための生徒会活動 3)自由・権利・義務と責任 4)保護者との連携 5)児童・生徒-教師-保護者のトライアングル ◎教科書、第1部-3を読了しておくこと | 荒尾 貞一 |
12 | 生徒会活動(2) | 6)地域連携とボランティア活動 7)地域の現状を知る、地域住民との関係、保護者と地域、地域と学校の意味ある関係創出 8)ボランティアとは何か。 ◎教科書、第1部-4、5を読了しておくこと。 | 荒尾 貞一 |
13 | 学校行事(1) | 1)小学校、中学校、高等学校における学校行事の教育目標 2)生徒会活動と学校行事 3)儀式的行事の教育目標 4)儀式的行事と国旗、国歌の取り扱い ◎小学校から高等学校までの学習指導要領の特別活動のうち、学校行事、儀式的活動に関わるところを読了しておくこと。 | 荒尾 貞一 |
14 | 学校行事(2) | 5)学芸的行事 6)旅行集団的行事 7)勤労生産・奉仕的行事 8)健康安全・体育的行事 ◎小学校から高等学校までの学習指導要領特別活動のうち、上記行事に関わるところを読了しておくこと。 ◎教科書、第1部-6、第2部-2を読了しておくこと | 荒尾 貞一 |
15 | 部活動の諸問題 | 1)ゆとりの教育と必修クラブ活動必修化 2)必修クラブ活動と部活動 3)必修クラブ廃止と部活動 ◎教科書p.30-37、参考書p.79-83を読了しておくこと。 | 荒尾 貞一 |
1.特別活動の目的と歴史を理解する。
2.特別活動の内容(学級活動、生徒会活動、学校行事)について、具体例や実習を通じて、その意義を深く考察し、実践的指導力を身につける。
3.各節で学ぶ基本的考えを理解し、基礎的知識を確実に習得する。
レポートや宿題の提出状況、指名や挙手による発表内容等の受講状況と学期末試験の成績を総合して評価する。受講状況の評点30%、学期末試験の成績70%の比率で成績評価に用いる。
各回講義事項末尾に記した読了課題や調査・レポート課題は、講義に出席するための予習や復習課題となっており、それらを確実に実行すること。調査・レポート課題については、講義でも知らせる。
教科書を用いて授業を進めるので、教科書は必ず購入すること。
特別活動論は実習とその省察が重要である。欠席すると実習ができず、その重要性を実感できなくなるので、できる限り欠席しないこと。
演劇や映画、ドラマ、更には日常の報道も教育学的観点からとらえ直す試みをすると、それらの別の側面が見えて有用である。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 『新特別活動-文化と自治の力を育てるために』 | 白井慎・西村誠・川口幸宏 | 学文社 |
参考書 | 中学・高校教師になるための教育心理学 第3版 | 心理科学研究会編 | 有斐閣 |