英文名 | Molecular Biology | |
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科目概要 | 獣医学科2年後期 [水曜日3時限(週1コマ)]、3群科目、必修、講義、1単位(15時間) | |
担当者 | (◎は科目責任者,※は実務経験のある教員) ◎折野 宏一、 吉川 泰永 | |
講義室 | B31講義室 |
遺伝情報がどのように伝えられ、発現されるかという機構を理解し、生命の継続性について分子生物学的な考え方を身につけることを目標とする。
回 | 項目 | 内容 | 担当者 |
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1 | 核酸の代謝 | 核酸の合成と分解(「ヌクレオチド・核酸の構造」第14章、「ヌクレオチド代謝」第10章) | 折野 宏一 |
2 | DNAの複製1 | DNAの複製1(「DNAの複製」「RNA依存性のRNA、DNA合成」第16章) | 折野 宏一 |
3 | DNAの複製2 | DNAの複製1(「DNAの複製」「RNA依存性のRNA、DNA合成」第16章) | 折野 宏一 |
4 | DNAの修復 | DNAの変異と修復(「DNAの修復、組換え」第16章) | 折野 宏一 |
5 | RNAの合成1 | RNAポリメラーゼによるRNAの合成(「転写:DNA依存性のRNA合成とプロセシング」第18章) | 折野 宏一 |
6 | RNAの合成2 | リボソームRNAと転移RNA(「転写:DNA依存性のRNA合成とプロセシング」第18章) | 折野 宏一 |
7 | RNAの合成3 | メッセンジャーRNAの合成と転写後修飾(「転写:DNA依存性のRNA合成とプロセシング」第18章) | 折野 宏一 |
8 | タンパク質の合成1 | タンパク質の合成(「翻訳:遺伝暗号とポリペプチド合成」第18章) | 折野 宏一 |
9 | タンパク質の合成2 | 遊離リボソームで合成されるタンパク質の細胞内輸送(「翻訳後修飾とタンパク質ターゲッティング」第18章) | 折野 宏一 |
10 | タンパク質の合成3 | 膜結合型リボソームで合成されるタンパク質の細胞内輸送(「翻訳後修飾とタンパク質ターゲッティング」第18章) | 折野 宏一 |
11 | タンパク質の合成4 | タンパク質の翻訳後修飾(「翻訳後修飾とタンパク質ターゲッティング」第18章) | 折野 宏一 |
12 | タンパク質の分解 | タンパク質の分解(「タンパク質の分解」第18章) | 折野 宏一 |
13 | 遺伝子実験1 | 制限酵素とサザンブロッティング(「組換えDNA技術」「組換えDNA技術で使われる酵素」第17章) | 吉川 泰永 |
14 | 遺伝子実験2 | 遺伝子クローニング(「遺伝子クローニング」第17章),ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)とDNA塩基配列決定法(「ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)」第19章、「DNA塩基配列決定法」第19章) | 吉川 泰永 |
15 | まとめ | 講義の理解度と習得の確認 | 折野 宏一 吉川 泰永 |
①核酸の代謝について説明できる。 ②DNAの複製について説明できる ③rRNAおよびtRNAについて説明できる ④mRNAの合成および転写後修飾について説明できる ⑤タンパク質の合成について説明できる ⑥タンパク質の細胞内輸送について説明できる ⑦タンパク質の翻訳後修飾および分解について説明できる ⑧組換えDNA技術で使われる酵素について説明できる ⑨遺伝子クローニングについて説明できる ⑩DNAの塩基配列分析について説明できる ⑪ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)について説明できる
学期末試験で評価する。
教科書「獣医生化学」を各自購入して、各回の授業内容に関連する箇所を読んでくること。各章の該当箇所は授業内容に記載してある。わからない点があったら、オフィスアワーやメールを利用して、積極的に質問すること。図書館に「目で見る生化学入門」(全6巻)のビデオがあるので、予習復習に利用してください。。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 改訂獣医生化学 | 横田 博、木村和弘、志水泰武 編 | 朝倉書店 |
参考書 | ストライヤー生化学 (第7版) | 入村達郎他監訳 | 東京化学同人 |
参考書 | 分子細胞生物学 (第6版) | H. Lodish他著 石浦章一他訳 | 東京化学同人 |
参考書 | キャンベル・ファーレル生化学 (第6版) | 川嵜敏祐監訳 | 廣川書店 |
参考書 | レーニンジャーの新生化学 (第5版, 上・下) | 山科郁男監修 川嵜敏祐編集 | 廣川書店 |
参考書 | 獣医生化学 | 今堀和友、山川民夫監修 | 東京化学同人 |