英文名 | Toxicology Laboratory | |
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科目概要 | 獣医学科3年後期 [月曜日4・5・6時限(週3コマ)]、3群科目、必修、実習、1単位(45時間) | |
担当者 | (◎は科目責任者,※は実務経験のある教員) ◎鎌田 亮 (※)、 中村 和市 | |
講義室 | B23実習室、B21講義室 |
化学物質によるヒト・動物・環境への有害作用(毒性)を明らかにするために必要な知識と技術を修得することを目標として、毒性学における研究手法の学習や毒性影響の観察を通して毒性研究への理解を深める。また、医薬品等の安全性評価に用いられる毒性試験の基本的な手技を習得する。
回 | 項目 | 内容 | 担当者 |
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1 | 化学物質の体内動態と一般毒性 | 化学物質の吸収・分布・代謝・排泄と細胞傷害のメカニズム | 鎌田 亮 中村 和市 |
2 | 毒性試験法 | 一般毒性試験と特殊毒性試験 | 鎌田 亮 中村 和市 |
3 | 生殖発生毒性1 | 催奇形性試験(化学物質による発生異常) | 鎌田 亮 中村 和市 |
4 | 生殖発生毒性2 | 催奇形性試験(骨格標本作製) | 鎌田 亮 中村 和市 |
5 | 遺伝毒性1 | げっ歯類造血細胞を用いる小核試験 | 鎌田 亮 中村 和市 |
6 | 遺伝毒性2 | 小核試験:骨髄塗抹標本の作製と観察 | 鎌田 亮 中村 和市 |
7 | 遺伝毒性3 | 培養細胞を用いた染色体異常試験 | 鎌田 亮 中村 和市 |
8 | 臓器毒性1 | 肝臓毒性標本の観察 | 鎌田 亮 中村 和市 |
9 | 臓器毒性2 | 腎臓毒性標本の観察 | 鎌田 亮 中村 和市 |
10 | 薬物代謝酵素1 | シトクロームP450の誘導 | 鎌田 亮 中村 和市 |
11 | 薬物代謝酵素2 | シトクロームP450分子種の同定 | 鎌田 亮 中村 和市 |
12 | 皮膚毒性 | 皮膚炎標本の観察 | 鎌田 亮 中村 和市 |
13 | 神経毒性 | 有機リンおよびカルバメート剤中毒 | 鎌田 亮 中村 和市 |
14 | 環境毒性 | ミジンコ急性遊泳阻害試験 | 鎌田 亮 中村 和市 |
15 | 総括と評価 | 毒性学研究の動向や知見の紹介と評価試験の実施 | 鎌田 亮 中村 和市 |
1.一般毒性試験と特殊毒性試験の種類と内容を理解し、説明できる。
2.各種臓器毒性の特徴を理解し、説明できる。
3.毒性学で用いられる基本的な研究手法を説明できる。
実習内容の理解度を評価するために、各回に小テストを実施する。
実習で行った試験の成績、作製した標本、観察した組織のスケッチ等を提出する。
小テストの成績、提出物の良否、および小テストの内容に準拠して作成した定期試験の結果から評価する。
実習の前に配付資料を読んで、各項目の内容を把握しておく。
標本観察の前には、組織学のカラーアトラス等で正常な組織像を確認しておく。
小テストでは特に重要な事項を設問するので、十分に復習すること。
有害な化学物質や実験動物を扱うので、各自、化学物質の曝露や怪我に十分注意してください。
実習で用いる基本的な手技は今後の実習や卒論、就職後の業務に必ず役に立ちますので積極的な習得を期待します。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 毒性学研究室作成資料 | ||
参考書 | 薬理学・毒性学実験 第3版 | 日本比較薬理学毒性学会 編 | 文永堂出版 |
参考書 | 安全性試験の教育・研修テキスト | 安全性試験受託研究機関協議会(安研協)編 |