Web Syllabus(講義概要)
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毒性学
英文名Toxicology
科目概要獣医学科3年後期 [月曜日2・3時限(週2コマ)]、3群科目、必修、講義、2単位(30時間)
担当者(◎は科目責任者,※は実務経験のある教員) ◎中村 和市
講義室B21講義室

授業の目的

動物やヒトに意図的あるいは非意図的に曝露される化学物質や生理活性物質は、生体において有害な毒性作用を示す場合がある。毒性事象や発現機序を理解するとともに毒性評価の基礎を学ぶ。

授業内容(シラバス)

項目内容担当者日時
1毒性学の概念1毒性学の成り立ち中村 和市
②③
2毒性学の概念2毒性学の基礎中村 和市
②③
3毒性リスク評価1
ハザードの同定とリスク評価中村 和市
②③
4毒性リスク評価2
毒性リスク評価法とデータ解析中村 和市
②③
5毒性評価法の基礎と規制1レギュラトリーサイエンス、GLP(Good Laboratory Practice) 、動物福祉中村 和市
②③
6毒性評価法の基礎と規制2毒性評価法の種類とガイドライン中村 和市
②③
7有害事象1医薬品、麻薬、嗜好品、自然毒、放射性物質中村 和市
②③
8有害事象2飼料・食品汚染、添加物中村 和市
②③
9有害事象3化粧品、農薬、工業化学物質中村 和市
②③
10曝露と生体内動態1吸収、分布、代謝、排泄中村 和市
②③
11曝露と生体内動態2トキシコキネティクス中村 和市
②③
12遺伝毒性1遺伝子突然変異と染色体異常、遺伝毒性試験法中村 和市
②③
13遺伝毒性2遺伝毒性の閾値、遺伝毒性とがん原性中村 和市
②③
14発がん性1発がん機序と物質中村 和市
②③
15発がん性2発がん性の重みづけ評価と試験法中村 和市
②③
16生殖発生毒性生殖毒性と発生毒性、原因物質中村 和市
②③
17生殖発生毒性生殖発生毒性試験法、幼若動物・小児における毒性中村 和市
②③
18臓器毒性1:神経毒性神経毒性の発現様式と機序、薬物依存、原因物質中村 和市
②③
19臓器毒性2:循環器毒性心毒性、QT間隔延長と不整脈、血管毒性、原因物質中村 和市
②③
20臓器毒性3:呼吸器毒性呼吸器障害の発現様式と機序、吸入毒性、原因物質中村 和市
②③
21臓器毒性4:肝毒性肝毒性の発現様式と機序、肝毒性バイオマーカー、原因物質中村 和市
②③
22臓器毒性5:消化管毒性消化管障害の発現様式と機序、原因物質中村 和市
②③
23臓器毒性6:腎毒性腎毒性の特徴、腎毒性バイオマーカー、原因物質中村 和市
②③
24臓器毒性7:内分泌毒性内分泌毒性の特徴、原因物質中村 和市
②③
25臓器毒性8:血液毒性血液毒性の発現様式と機序、原因物質中村 和市
②③
26臓器毒性9:免疫毒性免疫毒性の発現様式と機序、原因物質中村 和市
②③
27臓器毒性10:皮膚毒性、光毒性皮膚刺激性、皮膚光毒性、原因物質中村 和市
②③
28臓器毒性11:感覚器・運動器毒性視覚および聴覚障害、骨・軟骨および筋肉障害、原因物質中村 和市
②③
29環境毒性1環境毒性物質の動態と生物への影響中村 和市
②③
30環境毒性2
総括と評価
化学物質管理規制、環境影響評価法
中村 和市
②③
No. 1
項目
毒性学の概念1
内容
毒性学の成り立ち
担当者
中村 和市
日時
②③
No. 2
項目
毒性学の概念2
内容
毒性学の基礎
担当者
中村 和市
日時
②③
No. 3
項目
毒性リスク評価1
内容
ハザードの同定とリスク評価
担当者
中村 和市
日時
②③
No. 4
項目
毒性リスク評価2
内容
毒性リスク評価法とデータ解析
担当者
中村 和市
日時
②③
No. 5
項目
毒性評価法の基礎と規制1
内容
レギュラトリーサイエンス、GLP(Good Laboratory Practice) 、動物福祉
担当者
中村 和市
日時
②③
No. 6
項目
毒性評価法の基礎と規制2
内容
毒性評価法の種類とガイドライン
担当者
中村 和市
日時
②③
No. 7
項目
有害事象1
内容
医薬品、麻薬、嗜好品、自然毒、放射性物質
担当者
中村 和市
日時
②③
No. 8
項目
有害事象2
内容
飼料・食品汚染、添加物
担当者
中村 和市
日時
②③
No. 9
項目
有害事象3
内容
化粧品、農薬、工業化学物質
担当者
中村 和市
日時
②③
No. 10
項目
曝露と生体内動態1
内容
吸収、分布、代謝、排泄
担当者
中村 和市
日時
②③
No. 11
項目
曝露と生体内動態2
内容
トキシコキネティクス
担当者
中村 和市
日時
②③
No. 12
項目
遺伝毒性1
内容
遺伝子突然変異と染色体異常、遺伝毒性試験法
担当者
中村 和市
日時
②③
No. 13
項目
遺伝毒性2
内容
遺伝毒性の閾値、遺伝毒性とがん原性
担当者
中村 和市
日時
②③
No. 14
項目
発がん性1
内容
発がん機序と物質
担当者
中村 和市
日時
②③
No. 15
項目
発がん性2
内容
発がん性の重みづけ評価と試験法
担当者
中村 和市
日時
②③
No. 16
項目
生殖発生毒性
内容
生殖毒性と発生毒性、原因物質
担当者
中村 和市
日時
②③
No. 17
項目
生殖発生毒性
内容
生殖発生毒性試験法、幼若動物・小児における毒性
担当者
中村 和市
日時
②③
No. 18
項目
臓器毒性1:神経毒性
内容
神経毒性の発現様式と機序、薬物依存、原因物質
担当者
中村 和市
日時
②③
No. 19
項目
臓器毒性2:循環器毒性
内容
心毒性、QT間隔延長と不整脈、血管毒性、原因物質
担当者
中村 和市
日時
②③
No. 20
項目
臓器毒性3:呼吸器毒性
内容
呼吸器障害の発現様式と機序、吸入毒性、原因物質
担当者
中村 和市
日時
②③
No. 21
項目
臓器毒性4:肝毒性
内容
肝毒性の発現様式と機序、肝毒性バイオマーカー、原因物質
担当者
中村 和市
日時
②③
No. 22
項目
臓器毒性5:消化管毒性
内容
消化管障害の発現様式と機序、原因物質
担当者
中村 和市
日時
②③
No. 23
項目
臓器毒性6:腎毒性
内容
腎毒性の特徴、腎毒性バイオマーカー、原因物質
担当者
中村 和市
日時
②③
No. 24
項目
臓器毒性7:内分泌毒性
内容
内分泌毒性の特徴、原因物質
担当者
中村 和市
日時
②③
No. 25
項目
臓器毒性8:血液毒性
内容
血液毒性の発現様式と機序、原因物質
担当者
中村 和市
日時
②③
No. 26
項目
臓器毒性9:免疫毒性
内容
免疫毒性の発現様式と機序、原因物質
担当者
中村 和市
日時
②③
No. 27
項目
臓器毒性10:皮膚毒性、光毒性
内容
皮膚刺激性、皮膚光毒性、原因物質
担当者
中村 和市
日時
②③
No. 28
項目
臓器毒性11:感覚器・運動器毒性
内容
視覚および聴覚障害、骨・軟骨および筋肉障害、原因物質
担当者
中村 和市
日時
②③
No. 29
項目
環境毒性1
内容
環境毒性物質の動態と生物への影響
担当者
中村 和市
日時
②③
No. 30
項目
環境毒性2
総括と評価
内容
化学物質管理規制、環境影響評価法
担当者
中村 和市
日時
②③

到達目標

化学物質や生理活性物質が生体に曝露されたのち毒性発現に至る機序を理解すること。毒性に関するハザードの同定とリスク評価のための試験法と結果の解釈ならびに使い方を学ぶこと。

評価方法

定期試験の結果から評価する。

準備学習(予習・復習等)

毒性学は応用科学であるので、解剖学、病理学、生理学、薬理学等の講義を通じて生体内組織の形態と機能を関連付けて理解しておくこと。講義中に提示する重要な項目については、必ず教科書や参考書で確認しておくこと。

その他注意事等

毒性学は、診療、家畜衛生、公衆衛生、動物用・ヒト用医薬品開発のいずれに関わる獣医師にとっても重要で役に立つ実践的学問なので、しっかり学んでほしい。

教材

種別書名著者・編者発行所
教科書[新版]トキシコロジー日本トキシコロジー学会教育委員会 編集朝倉書店
参考書獣医毒性学日本比較薬理学・毒性学会 編近代出版
参考書毒性学‐生体・環境・生態系‐藤田正一 編朝倉書店
参考書安全性試験の教育・研修テキスト安全性試験受託研究機関協議会(安研協)編
教科書
署名
[新版]トキシコロジー
著者・編者
日本トキシコロジー学会教育委員会 編集
発行所
朝倉書店
参考書
署名
獣医毒性学
著者・編者
日本比較薬理学・毒性学会 編
発行所
近代出版
参考書
署名
毒性学‐生体・環境・生態系‐
著者・編者
藤田正一 編
発行所
朝倉書店
参考書
署名
安全性試験の教育・研修テキスト
著者・編者
安全性試験受託研究機関協議会(安研協)編
発行所