英文名 | Animal Behavior | |
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科目概要 | 獣医学科3年後期 [月曜日1時限(週1コマ)]、3群科目、必修、講義、1単位(15時間) | |
担当者 | (◎は科目責任者,※は実務経験のある教員) ◎木村 祐哉 (※) | |
講義室 | B21講義室 |
獣医学で出会う様々な動物の正常な行動様式、発現機序を学び、動物を適切にマネジメントするための基礎知識を身につける。
回 | 項目 | 内容 | 担当者 | 日時 |
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1 | 導入 ~行動学の成り立ち~ | 心理学や行動学の礎をきずいた偉人とその功績を辿りながら、動物行動学という学問の概要を解説する。 | 木村 祐哉 | 10/1① |
2 | 究極要因 ~適応と進化~ | 動物種ごとにみられる様々な行動がどのように獲得されてきたのか、生態学や進化論の視点から解説する。 | 木村 祐哉 | 10/9① |
3 | 行動のメカニズム1 ~成長と社会化~ | 動物の行動が成長にともないどのように変化するか解説する。 | 木村 祐哉 | 10/15① |
4 | 行動のメカニズム2 ~生殖行動と維持行動~ | 成熟した動物にみられる生殖行動と、摂食や排泄、休息などの維持行動について解説する。 | 木村 祐哉 | 10/22① |
5 | 行動のメカニズム3 ~感覚と社会行動~ | 動物が群れを形成するにあたり必要となる、種々のコミュニケーション行動、そしてそのチャネルとなる感覚器について解説する。 | 木村 祐哉 | 10/29① |
6 | 行動のメカニズム4 ~生理物質と行動薬理~ | 動物の行動特性(気質)を司る生理物質を紹介し、それらに作用する薬物について解説する。 | 木村 祐哉 | 11/6① |
7 | 行動のメカニズム5 ~情動と動機づけ~ | 行動の発現にかかわる機構について、脳および神経とのかかわりをまじえて解説する。 | 木村 祐哉 | 11/12① |
8 | 形成的評価1 ~ワークショップ~ | 特定の動物の行動について、ティンバーゲンの4つの問いにもとづいてグループで分類することで、これまで学んできた基礎知識の確認を行う。 | 木村 祐哉 | 11/19① |
9 | 学習理論 | レスポンデント条件づけとオペラント条件づけに代表される学習理論について、例をまじえて解説する。 | 木村 祐哉 | 11/26① |
10 | 形成的評価2 ~ワークショップ~ | 学習理論についてふりかえり、動物の行動変容をもたらす方法をグループで検討することを通じ、知識の確認を行う。 | 木村 祐哉 | 12/3① |
11 | 行動のマネジメント1 ~臨床現場における行動学~ | 問題行動と異常行動の違いを述べ、どのように行動診療が進められるのかを解説する。 | 木村 祐哉 | 12/10① |
12 | 行動のマネジメント2 ~適正飼育とハンドリング~ | 伴侶動物の適正な飼育方法について行動学的見地から解説し、不適切な場合にみられる問題を紹介する。 | 木村 祐哉 | 12/17① |
13 | 行動のマネジメント3 ~アニマルウェルフェア~ | 産業動物および展示動物の適正な飼育方法について解説し、不適切な場合にみられる常同障害などの問題を紹介する。 | 木村 祐哉 | 1/7① |
14 | 研究手法 ~観察と尺度化~ | ここまでに学んだ行動学的領域について研究手法の視点から見直し、行動学的指標の応用方法を考える。 | 木村 祐哉 | 1/21① |
15 | まとめ | ふりかえりおよび学習効果の確認 | 木村 祐哉 | 1/28① |
1)動物の行動を多面的に解釈できる。
2)行動変容が生じるプロセスを、学習理論にもとづいて説明できる。
3)動物の適正飼育について、行動学的指標により判断できる。
講義がある程度進行した時点で、そこまでの到達目標を達成できているか確認するためのワークショップを実施する。その成果物(20%)と定期試験の結果(80%)により総括的な評価を行う。
予習:
・初回に過去の試験問題を配布するので、その問題をもとに講義全体の流れを把握すること。
・各講義の最後に次回内容を予告するので、教科書の該当箇所を読んでおくこと。
復習:
・講義内で指定した教科書のチェックポイントを中心に読み返し、紹介した動画も必要に応じて再閲覧すること。また、該当箇所にあわせた復習用の問題も配布するので、各自で解いておくこと。
・優秀だったワークショップ成果物を掲示するので、それを見て知識の再確認を行うこと。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 動物行動学 第1版 | 森 裕司ら 著 | インターズー |
参考書 | 臨床行動学 第1版 | 森 裕司ら 著 | インターズー |