Web Syllabus(講義概要)
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獣医薬理学Ⅰ
英文名Veterinary Pharmacology Ⅰ
科目概要獣医学科3年前期 [水曜日3時限(週1コマ)]、3群科目、必修、講義、1単位(15時間)
担当者(◎は科目責任者,※は実務経験のある教員) ◎山脇 英之岡田 宗善
講義室B21講義室

授業の目的

いろいろな目的で使用されている薬物の生体における薬理作用を知り、薬物の作用機構と毒性を系統的に理解させる。あわせて、獣医臨床における薬物の利用の基礎を講述する。さらに、生体の機構を解明する目的で使用される薬物に対する論理的思考法を理解させる。

授業内容(シラバス)

項目内容担当者日時
1総論Ⅰ 薬と医療の歴史(序章)薬と医療の歴史、薬と薬物療法の必要性 山脇 英之
4/11③
2総論Ⅱ 薬と薬理学(序章)薬とは何か、薬理学とは何か山脇 英之
4/18③
3総論Ⅲ 薬理作用(1)(第1章)薬物の作用の基本形式、作用の発現機構、受容体とその種類、GTP結合タンパク質、細胞内情報伝達系、セカンドメッセンジャー、構造活性相関、用量反応曲線、競合的拮抗、非競合的拮抗山脇 英之
4/25③
4総論Ⅳ 薬理作用(2)(第1章)薬物の作用を規定する因子(投与量、投与経路、連用、相互作用、感受性) 山脇 英之
5/9③
5総論Ⅴ 薬の体内動態(1)(第2章)薬物の吸収と分布、生体内変化(薬物代謝と代謝酵素)、排泄 山脇 英之
5/16③
6総論Ⅵ 薬の体内動態(2)(第2章)薬の血中動態、コンパートメントモデル、薬物動態のパラメーター(分布容積、半減期など) 山脇 英之
5/23③
7総論Ⅶ 薬の有害作用(第3章)有害作用、副作用、薬物依存岡田 宗善
5/30③
8総論Ⅷ 法的規制(第4章)
薬物の法的規制、分類、法律で規制されている薬物
山脇 英之
6/6③
9総論Ⅸ 新薬の開発(第4章)医薬品の開発と薬効評価山脇 英之
6/13③
10末梢神経系に作用する薬物Ⅰ(第5章)末梢神経系の分類、自律神経系の特徴
局所麻酔薬
山脇 英之
6/20③
11末梢神経系に作用する薬物II(第5章)神経筋接合部遮断薬(競合性遮断薬、脱分極性遮断薬)山脇 英之
6/27③
12末梢神経系に作用する薬物III(第5章)コリン作動性神経の神経化学
コリン作動薬、ムスカリン受容体拮抗薬、コリンエステラーゼ阻害薬
山脇 英之
7/4③
13末梢神経系に作用する薬物IV(第5章)アドレナリン作動性神経の神経化学
アドレナリン作動薬、アルファ受容体拮抗薬、ベータ受容体拮抗薬、アドレナリン作動性ニューロン遮断薬
山脇 英之
7/11③
14末梢神経系に作用する薬物V(第5章)自律神経節に作用する薬(神経節興奮薬、神経節遮断薬)山脇 英之
7/18③
15まとめと試験獣医薬理学Iのまとめと試験を行う山脇 英之
岡田 宗善
7/25③
No. 1
項目
総論Ⅰ 薬と医療の歴史(序章)
内容
薬と医療の歴史、薬と薬物療法の必要性
担当者
山脇 英之
日時
4/11③
No. 2
項目
総論Ⅱ 薬と薬理学(序章)
内容
薬とは何か、薬理学とは何か
担当者
山脇 英之
日時
4/18③
No. 3
項目
総論Ⅲ 薬理作用(1)(第1章)
内容
薬物の作用の基本形式、作用の発現機構、受容体とその種類、GTP結合タンパク質、細胞内情報伝達系、セカンドメッセンジャー、構造活性相関、用量反応曲線、競合的拮抗、非競合的拮抗
担当者
山脇 英之
日時
4/25③
No. 4
項目
総論Ⅳ 薬理作用(2)(第1章)
内容
薬物の作用を規定する因子(投与量、投与経路、連用、相互作用、感受性)
担当者
山脇 英之
日時
5/9③
No. 5
項目
総論Ⅴ 薬の体内動態(1)(第2章)
内容
薬物の吸収と分布、生体内変化(薬物代謝と代謝酵素)、排泄
担当者
山脇 英之
日時
5/16③
No. 6
項目
総論Ⅵ 薬の体内動態(2)(第2章)
内容
薬の血中動態、コンパートメントモデル、薬物動態のパラメーター(分布容積、半減期など)
担当者
山脇 英之
日時
5/23③
No. 7
項目
総論Ⅶ 薬の有害作用(第3章)
内容
有害作用、副作用、薬物依存
担当者
岡田 宗善
日時
5/30③
No. 8
項目
総論Ⅷ 法的規制(第4章)
内容
薬物の法的規制、分類、法律で規制されている薬物
担当者
山脇 英之
日時
6/6③
No. 9
項目
総論Ⅸ 新薬の開発(第4章)
内容
医薬品の開発と薬効評価
担当者
山脇 英之
日時
6/13③
No. 10
項目
末梢神経系に作用する薬物Ⅰ(第5章)
内容
末梢神経系の分類、自律神経系の特徴
局所麻酔薬
担当者
山脇 英之
日時
6/20③
No. 11
項目
末梢神経系に作用する薬物II(第5章)
内容
神経筋接合部遮断薬(競合性遮断薬、脱分極性遮断薬)
担当者
山脇 英之
日時
6/27③
No. 12
項目
末梢神経系に作用する薬物III(第5章)
内容
コリン作動性神経の神経化学
コリン作動薬、ムスカリン受容体拮抗薬、コリンエステラーゼ阻害薬
担当者
山脇 英之
日時
7/4③
No. 13
項目
末梢神経系に作用する薬物IV(第5章)
内容
アドレナリン作動性神経の神経化学
アドレナリン作動薬、アルファ受容体拮抗薬、ベータ受容体拮抗薬、アドレナリン作動性ニューロン遮断薬
担当者
山脇 英之
日時
7/11③
No. 14
項目
末梢神経系に作用する薬物V(第5章)
内容
自律神経節に作用する薬(神経節興奮薬、神経節遮断薬)
担当者
山脇 英之
日時
7/18③
No. 15
項目
まとめと試験
内容
獣医薬理学Iのまとめと試験を行う
担当者
山脇 英之
岡田 宗善
日時
7/25③

到達目標

1.薬物と薬物療法の必要性を他者に説明できる。薬理作用の基本様式を例を挙げて説明できる。
2.薬物の体内動態に関わる言葉を説明できる。薬物が持つ有害作用を理解する。
3.医薬品の法的基準と新薬の開発について知る。
4.合理的な薬物治療法を支える条件を説明できる。
5.末梢神経系について、その基本的構造と作用する薬物を説明できる。

評価方法

定期試験の成績から評価する。

準備学習(予習・復習等)

(予習)初回の講義時に「講義の要点と学習の到達目標」のプリントを、その後の講義の進捗状況に応じて資料を配布するので、それらを予め読んでから講義に出席する。
(復習)講義資料やノートを見直して理解を深める。

その他注意事等

(なし)

教材

種別書名著者・編者発行所
教科書獣医薬理学  日本比較薬理学・毒性学会 編近代出版
参考書New薬理学(改訂第7版)  田中千賀子、加藤隆一、成宮周南江堂
参考書獣医臨床薬理学日本比較薬理学・毒性学会 編近代出版
参考書小動物の薬物治療学  尾﨑博、浅井史敏、辻本元オーム社
参考書Goodman and Gilman’s The Pharmacological Basis of Therapeutics 13th ed.  Brunton LL et al.McGraw-Hill Companies
教科書
署名
獣医薬理学  
著者・編者
日本比較薬理学・毒性学会 編
発行所
近代出版
参考書
署名
New薬理学(改訂第7版)  
著者・編者
田中千賀子、加藤隆一、成宮周
発行所
南江堂
参考書
署名
獣医臨床薬理学
著者・編者
日本比較薬理学・毒性学会 編
発行所
近代出版
参考書
署名
小動物の薬物治療学  
著者・編者
尾﨑博、浅井史敏、辻本元
発行所
オーム社
参考書
署名
Goodman and Gilman’s The Pharmacological Basis of Therapeutics 13th ed.  
著者・編者
Brunton LL et al.
発行所
McGraw-Hill Companies