Web Syllabus(講義概要)
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獣医内科学実習
英文名Veterinary Internal Medicine Practice
科目概要獣医学科4年前期 [木曜日4・5・6時限(週3コマ)]、3群科目、必修、実習、1単位(45時間)
担当者(◎は科目責任者,※は実務経験のある教員) ◎木村 祐哉 (※)亀島 聡 (※)伊藤 直之 (※)担当者全員
講義室B11講義室、B13実習室、小動物臨床実習室

授業の目的

獣医内科診断の基礎となる動物の取り扱いや身体検査、臨床検査の方法を体得する。

授業内容(シラバス)

項目内容担当者日時
1総論1~医療情報~総論として、本実習で学ぶ技能および態度について述べる。
その上で、診療で確認するべき情報の記録方法と、Evidence-Based Medicine(EBM)などの臨床疫学への応用について解説する。
担当者全員
4/5④⑤⑥
2総論2~プロフィール~犬猫の品種ごとに好発する疾患について述べ、動物のプロフィールを知ることの重要性を解説する。担当者全員
4/12④⑤⑥
3身体診察1~聴診~聴診器の構造や聴診方法について解説する。担当者全員
4/19④⑤⑥
4身体診察2~視診、触診、打診~各部位に対する視診、触診、打診の方法を解説する。担当者全員
4/26④⑤⑥
5身体診察3~医療安全~安全に診療を行うための保定(ハンドリング)と手指衛生について、DVDやぬいぐるみなどのモデルを用いて解説する。担当者全員
5/10④⑤⑥
6身体診察4~実習~実際の動物に対して保定および身体診察を行い、各技術を習得する。担当者全員
5/17④⑤⑥
7検査と治療1~血液検査、尿検査~血液検査と尿検査の概要、検体を得るための採血法および採尿法について解説し、モデルによる練習を行う。担当者全員
5/24④⑤⑥
8検査と治療2~糞便検査~寄生虫とその検査方法について解説する。担当者全員
5/31④⑤⑥
9検査と治療3~注射、内服~注射器の構造や注射法、経口投与の方法について解説する。担当者全員
6/7④⑤⑥
10検査と治療4~実習~実際の動物からの採血を行い、各技術を習得する。担当者全員
6/14④⑤⑥
11検査と治療5~実習~実際の動物に対して投薬を行い、各技術を習得する。担当者全員
6/21④⑤⑥
12医療面接1~言語・非言語コミュニケーション~診療の中に存在する言語・非言語コミュニケーションについて解説する。担当者全員
6/28④⑤⑥
13医療面接2~カルガリー・ケンブリッジガイド~診療の流れを示したカルガリー・ケンブリッジガイドについて解説し、情報収集(問診)や方針決定の流れを練習する。担当者全員
7/5④⑤⑥
14医療面接3~実習~ロールプレーを通じ、適切な順序で医療面接を進める技術を習得する。担当者全員
7/12④⑤⑥
15まとめふりかえりおよび学習効果の確認担当者全員
7/19④⑤⑥
No. 1
項目
総論1~医療情報~
内容
総論として、本実習で学ぶ技能および態度について述べる。
その上で、診療で確認するべき情報の記録方法と、Evidence-Based Medicine(EBM)などの臨床疫学への応用について解説する。
担当者
担当者全員
日時
4/5④⑤⑥
No. 2
項目
総論2~プロフィール~
内容
犬猫の品種ごとに好発する疾患について述べ、動物のプロフィールを知ることの重要性を解説する。
担当者
担当者全員
日時
4/12④⑤⑥
No. 3
項目
身体診察1~聴診~
内容
聴診器の構造や聴診方法について解説する。
担当者
担当者全員
日時
4/19④⑤⑥
No. 4
項目
身体診察2~視診、触診、打診~
内容
各部位に対する視診、触診、打診の方法を解説する。
担当者
担当者全員
日時
4/26④⑤⑥
No. 5
項目
身体診察3~医療安全~
内容
安全に診療を行うための保定(ハンドリング)と手指衛生について、DVDやぬいぐるみなどのモデルを用いて解説する。
担当者
担当者全員
日時
5/10④⑤⑥
No. 6
項目
身体診察4~実習~
内容
実際の動物に対して保定および身体診察を行い、各技術を習得する。
担当者
担当者全員
日時
5/17④⑤⑥
No. 7
項目
検査と治療1~血液検査、尿検査~
内容
血液検査と尿検査の概要、検体を得るための採血法および採尿法について解説し、モデルによる練習を行う。
担当者
担当者全員
日時
5/24④⑤⑥
No. 8
項目
検査と治療2~糞便検査~
内容
寄生虫とその検査方法について解説する。
担当者
担当者全員
日時
5/31④⑤⑥
No. 9
項目
検査と治療3~注射、内服~
内容
注射器の構造や注射法、経口投与の方法について解説する。
担当者
担当者全員
日時
6/7④⑤⑥
No. 10
項目
検査と治療4~実習~
内容
実際の動物からの採血を行い、各技術を習得する。
担当者
担当者全員
日時
6/14④⑤⑥
No. 11
項目
検査と治療5~実習~
内容
実際の動物に対して投薬を行い、各技術を習得する。
担当者
担当者全員
日時
6/21④⑤⑥
No. 12
項目
医療面接1~言語・非言語コミュニケーション~
内容
診療の中に存在する言語・非言語コミュニケーションについて解説する。
担当者
担当者全員
日時
6/28④⑤⑥
No. 13
項目
医療面接2~カルガリー・ケンブリッジガイド~
内容
診療の流れを示したカルガリー・ケンブリッジガイドについて解説し、情報収集(問診)や方針決定の流れを練習する。
担当者
担当者全員
日時
7/5④⑤⑥
No. 14
項目
医療面接3~実習~
内容
ロールプレーを通じ、適切な順序で医療面接を進める技術を習得する。
担当者
担当者全員
日時
7/12④⑤⑥
No. 15
項目
まとめ
内容
ふりかえりおよび学習効果の確認
担当者
担当者全員
日時
7/19④⑤⑥

到達目標

1)小動物の保定ができる。
2)視診、触診、聴診ができる。
3)採血、投薬ができる。
4)適切な順序で医療面接を進めることができる。

評価方法

定期試験(80%)のほか、到達目標の進捗状況を確認するため、学期途中でレポートおよび実習書の提出を求める(20%)。

準備学習(予習・復習等)

実習書(冊子プリント)を配布するので、事前に実習内容を確認しておくこと。
実習後は各種参考書も参考にして、うまくいった点、いかなかった点を振り返っておくこと。

その他注意事等

実際の動物を対象とした技術習得を目的とするため、状況に合わせて講義の順序や時間を調整する。

教材

種別書名著者・編者発行所
教科書獣医内科学 第2版 岩崎利郎、滝口満喜、辻本 元 監修文永堂出版
参考書Medical History and Physical Examination in Companion Animals ―小動物の問診と身体検査―A. Rijnberk, H. W. de Vries 著
竹村直行 監訳
ファームプレス
参考書クイック・リファレンス イラストでわかる犬・猫の臨床検査と手技月瀬 東、田中茂男 監修チクサン出版
参考書犬と猫の実践保定法<基本編>―スムーズな診療を行うために―村尾信義 著インターズー
参考書動物医療現場のコミュニケーション鷲巣月美、門平睦代、木村祐哉 監修緑書房
教科書
署名
獣医内科学 第2版 
著者・編者
岩崎利郎、滝口満喜、辻本 元 監修
発行所
文永堂出版
参考書
署名
Medical History and Physical Examination in Companion Animals ―小動物の問診と身体検査―
著者・編者
A. Rijnberk, H. W. de Vries 著
竹村直行 監訳
発行所
ファームプレス
参考書
署名
クイック・リファレンス イラストでわかる犬・猫の臨床検査と手技
著者・編者
月瀬 東、田中茂男 監修
発行所
チクサン出版
参考書
署名
犬と猫の実践保定法<基本編>―スムーズな診療を行うために―
著者・編者
村尾信義 著
発行所
インターズー
参考書
署名
動物医療現場のコミュニケーション
著者・編者
鷲巣月美、門平睦代、木村祐哉 監修
発行所
緑書房