| 英文名 | Veterinary Physiology Laboratory Ⅰ | |
|---|---|---|
| 科目概要 | 獣医学科２年前期 [木曜日4・5・6時限(週3コマ)]、３群科目、必修、実習、１単位(45時間) | |
| 担当者 | (◎は科目責任者，※は実務経験のある教員) ◎久留主 志朗、 寺島 涼太 | |
| 講義室 | A41実習室、B31講義室 | |
獣医生理学講義の理解を深めるとともに応用科目（薬理学・内科学）との関連を認識させる。具体的には、１）生体に起きる現象を生きた個体や摘出組織を用いて実際に観察し、実験的処置を加えることでメカニズムの解明につなげる、さらに２）実験小動物を対象とした基礎的実験手技と分析手法を修得することで実験科学の基礎を学ぶ。
| 回 | 項目 | 内容 | 担当者 |
|---|---|---|---|
| 1 | イントロ１ | 生理学実験とは 動物実験の３Ｒ レポートの書き方 | 久留主 志朗 |
| 2 | 同２ | 実験器具、器材の仕組みと使用法 | 久留主 志朗 寺島 涼太 |
| 3 | 同３ | 実験動物の扱い方、飼育・管理、保定、採血、投与、他 | 久留主 志朗 寺島 涼太 |
| 4 | 同４ | 実験動物の手術・麻酔法 | 久留主 志朗 寺島 涼太 |
| 5 | 一般解剖 | 一般解剖（ラット） | 久留主 志朗 寺島 涼太 |
| 6 | 呼吸器 | タンブール法 呼吸筋と呼吸中枢 | 久留主 志朗 寺島 涼太 |
| 7 | 循環器系１ | 血液凝固（ウシ）のメカニズム | 久留主 志朗 寺島 涼太 |
| 8 | 同２ | 心拍動（カエル） 心筋細胞の活動電位 | 久留主 志朗 寺島 涼太 |
| 9 | 同３ | 心臓還流標本の作製（カエル） 刺激伝導系 | 久留主 志朗 寺島 涼太 |
| 10 | 同４ | 心筋細胞の収縮特性 脈圧の変化と収縮強度と頻度 | 久留主 志朗 寺島 涼太 |
| 11 | 同５ | 心電図（カエルとラット） | 久留主 志朗 寺島 涼太 |
| 12 | 同６ | コンピューターシミュレーションによる心筋細胞の興奮発生機序 | 久留主 志朗 寺島 涼太 |
| 13 | 運動器系１ | 骨格筋の収縮（トノサマカエル） 構造と機能 単収縮 | 久留主 志朗 寺島 涼太 |
| 14 | 同２ | 強縮 筋疲労 | 久留主 志朗 寺島 涼太 |
| 15 | 総括 | 全実習項目の総括 | 久留主 志朗 |
実験小動物の解剖、手術法、試薬調整法、実験結果の取りまとめ方、結果の解釈、レポートの作成法など、基礎的な生理学、生命科学の方法を習得する。代表的な実験を通して、生理学の概念を把握する。
予備学習や実習の段取り（約１０％）、実験結果およびレポートの内容（約３０％）、定期試験の成績（約６０％）を総合的に判断する。出席は学則に従って評価するので、学生便覧を参照すること。再試験を受ける場合、本試験の成績はキャンセルされない。
予習において、教科書の精読、獣医生理学講義での実習内容の背景の把握、実習書を熟読し、手順をしっかり頭に入れて、実習に臨むこと。レポートの作成で、内容をしっかり復習すること。
学年全体を１４班構成にし、なるべく多くの学生が関与できるように実施する。教員スタッフの手助けを過度に求めず、積極的に参加すること、班で協力して実習を進めること、不確かなことは遠慮なく質問することを希望する。
| 種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
|---|---|---|---|
| 教科書 | 生理学実習テキスト | 獣医生理学研究室編 | |
| 教科書 | 手術器具セット 解剖、薬理、外科実習等でも用いる | ||
| 参考書 | 実験で学ぶ生理学 | 獣医生理学・生化学教育懇談会編 | 学窓社 |
| 参考書 | 生理学テキスト 第８版 | 大地陸男著 | 文光堂 |
| 参考書 | ギャノング生理学 第２５版 | 丸善 |