| 英文名 | Veterinary Physiology Ⅲ | |
|---|---|---|
| 科目概要 | 獣医学科２年後期 [木曜日2・3時限(週2コマ)]、３群科目、必修、講義、２単位(30時間) | |
| 担当者 | (◎は科目責任者，※は実務経験のある教員) ◎久留主 志朗 | |
| 講義室 | B31講義室 | |
生理学は、生体機能の仕組みを理解する学問である。獣医生理学は、ⅠからⅢの５単位で一科目として構成される。上級で学習する多様な専門科目の基礎として、獣医生理学を通して生命体の機能を学習、習得することを目標としている。
| 回 | 項目 | 内容 | 担当者 |
|---|---|---|---|
| 1 | カルシウム代謝 | カルシウム代謝 吸収 貯蔵 排出 | 久留主 志朗 |
| 2 | カルシウム代謝 | カルシウム代謝に関わるホルモン | 久留主 志朗 |
| 3 | 膵臓内分泌 | 膵臓の内分泌組織 産生するホルモン | 久留主 志朗 |
| 4 | インスリン | インスリン 生合成 受容体 作用機序 | 久留主 志朗 |
| 5 | グルカゴン、他血糖調節因子 | グルカゴン アドレナリン 他 | 久留主 志朗 |
| 6 | 副腎 | 副腎の構造と機能 | 久留主 志朗 |
| 7 | 副腎皮質 | ステロイド生合成経路 産生調節 | 久留主 志朗 |
| 8 | 副腎髄質 | カテコールアミン 生合成 作用 作用機序 | 久留主 志朗 |
| 9 | 生殖のホルモン調節 | 視床下部、下垂体、性腺軸 性周期 | 久留主 志朗 |
| 10 | 生殖のホルモン調節 | 妊娠、泌乳 | 久留主 志朗 |
| 11 | 血液 総論 | 血液の機能 血液の組成 | 久留主 志朗 |
| 12 | 血漿 | 血漿たんぱく質 血漿の機能 | 久留主 志朗 |
| 13 | 赤血球 | 赤血球の生成 ヘモグロビン | 久留主 志朗 |
| 14 | 白血球 | 白血球の種類 顆粒球 無顆粒球 肥満細胞 | 久留主 志朗 |
| 15 | 血球と免疫 | 無顆粒球 血球と自然免疫、獲得免疫 | 久留主 志朗 |
| 16 | 血小板 | 止血 血液凝固 線溶 | 久留主 志朗 |
| 17 | 循環系 | 循環系の基礎 心血管系 リンパ系 | 久留主 志朗 |
| 18 | 循環系 | 心臓の構造 刺激伝導系 心電図 | 久留主 志朗 |
| 19 | 循環系 | 血管の構造と機能 | 久留主 志朗 |
| 20 | 循環系 | 血流の調節機序 血管運動 ホルモン | 久留主 志朗 |
| 21 | 消化器系 | 消化管の構造と機能 | 久留主 志朗 |
| 22 | 消化器系 | 消化管運動神経支配 消化管ホルモン | 久留主 志朗 |
| 23 | 消化器系 | 栄養素の吸収・代謝 | 久留主 志朗 |
| 24 | 呼吸器系 | 気道 換気 呼吸運動 | 久留主 志朗 |
| 25 | 呼吸器系 | ガス交換 コンプライアンス サーファクタント | 久留主 志朗 |
| 26 | 腎臓 | ネフロン 構造と機能 | 久留主 志朗 |
| 27 | 腎臓 | 尿の生成：再吸収と分泌 | 久留主 志朗 |
| 28 | 腎臓 | 内分泌 | 久留主 志朗 |
| 29 | 酸塩基平衡 | 酸塩基平衡 アシドーシス アルカローシス | 久留主 志朗 |
| 30 | 栄養とエネルギー代謝 | 微量元素 肥満 | 久留主 志朗 |
シラバスに従った内容について、内分泌学、血液、循環、消化器などの基礎的な事象を理解する。
試験期間中の試験で評価する。
講義は進行表とシラバスに従って進めるので、教科書、資料集に目を通しておき、講義後はそれらを整理すると共に関連する項目について自習すると良い。
教科書以外に関連書籍、参考書やテーマを絞った成書などで知識を広めることが望ましい。
| 種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
|---|---|---|---|
| 教科書 | 生理学テキスト 第8版 | 大地陸男著 | 文光堂 |
| 参考書 | デュークス獣医生理学 第13版 | 澁谷泉 鈴木浩悦 渡辺元 監訳 | 学窓社 |
| 参考書 | ギャノング生理学 第25版 | 岡田泰伸 監訳 | 丸善 |
| 参考書 | Ganong Review of Medical Physiology 25th Ed | Kim Barrett 他 | LANGE |