| 英文名 | Veterinary Parasitology Laboratory | |
|---|---|---|
| 科目概要 | 獣医学科３年後期 [金曜日4・5・6時限(週3コマ)]、３群科目、必修、実習、１単位(45時間) | |
| 担当者 | (◎は科目責任者，※は実務経験のある教員) ◎筏井 宏実、 工藤 上 | |
| 講義室 | B23実習室、B21講義室 | |
寄生虫（原虫・吸虫・条虫・線虫・節足動物）の形態学的特徴を把握するとともに、寄生虫感染による宿主の組織病変の観察を通じて寄生虫病についての理解を深める。さらに寄生虫病の診断法について、基本的な手技を習得する。
| 回 | 項目 | 内容 | 担当者 |
|---|---|---|---|
| 1 | 線虫Ⅰ | 糞線虫、鉤虫類、円虫類、腸結節虫類、毛様線虫類 | 筏井 宏実 工藤 上 |
| 2 | 線虫Ⅱ | 肺虫類、住血線虫類、回虫類、旋尾線虫類、眼虫類 | 筏井 宏実 工藤 上 |
| 3 | 線虫Ⅲ | 糸状虫類、顎口虫類、鞭虫類、毛細線虫類、旋毛虫 | 筏井 宏実 工藤 上 |
| 4 | 吸虫Ⅰ | 双口吸虫類、肝臓寄生吸虫類（肝蛭、肝吸虫、槍形吸虫）、膵吸虫類 | 筏井 宏実 工藤 上 |
| 5 | 吸虫Ⅱ | 肺吸虫類、棘口吸虫類、異形吸虫類、住血吸虫類 | 筏井 宏実 工藤 上 |
| 6 | 条虫Ⅰ | 裂頭条虫類、二孔条虫類、裸頭条虫類 | 筏井 宏実 工藤 上 |
| 7 | 条虫Ⅱ | テニア属条虫、嚢虫症、包虫症、エキノコックス属条虫 | 筏井 宏実 工藤 上 |
| 8 | 原虫Ⅰ | 消化管に寄生する原虫類：コクシジウム類、アメーバ類、鞭毛虫類、繊毛虫類 | 筏井 宏実 工藤 上 |
| 9 | 原虫Ⅱ | 組織内に寄生する原虫類：トキソプラズマ、住肉胞子虫類 | 筏井 宏実 工藤 上 |
| 10 | 原虫Ⅲ | 血液内に寄生する原虫類：住血胞子虫類、鞭毛虫類 | 筏井 宏実 工藤 上 |
| 11 | 節足動物Ⅰ | ダニ類：マダニ類、疥癬虫類、ニキビダニ類、鶏のダニ類 | 筏井 宏実 工藤 上 |
| 12 | 節足動物Ⅱ | 昆虫類：ハエ幼虫類、ハジラミ類、シラミ類、ノミ類 | 筏井 宏実 工藤 上 |
| 13 | 検査法Ⅰ | 虫卵検査法 | 筏井 宏実 工藤 上 |
| 14 | 検査法Ⅱ | 寄生虫体検査法 | 筏井 宏実 工藤 上 |
| 15 | 総合復習 | まとめおよび学習効果の確認 | 筏井 宏実 工藤 上 |
1. 主要な寄生虫について形態学的特徴を説明できる。
2. 寄生虫に対する宿主反応について説明できる。
3. 各種検査によって寄生虫病の診断ができる。
レポート、定期試験の総合評価。授業への積極的な参加は加点対象。
予習：各回の実習内容について、教科書の関連する箇所を読んでくること。
復習：実習後にスケッチを再度確認し、理解が不十分な箇所について教科書、参考書等を利用して理解を深めること。
| 種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
|---|---|---|---|
| 教科書 | 家畜寄生虫病学 | 今井、板垣、藤崎 編 | 朝倉書店 |
| 教科書 | 獣医寄生虫検査マニュアル | 今井、神谷、平、茅根 編 | 文永堂出版 |
| 参考書 | 寄生虫鑑別アトラス | 佐伯、升、早川 著 | メディカルサイエンス |
| 参考書 | 小動物寄生虫鑑別マニュアル | 今井壮一 監 | インターズー |
| 参考書 | 増補版家畜疾病カラーアトラス | 農水省畜産局 監 | 信陽堂印刷 |
| 参考書 | 獣医住血微生物病 | 南、藤永 編 | 近代出版 |
| 参考書 | 獣医衛生動物学ノート | 板垣、今井、大塩 著 | 講談社 |