英文名 | Veterinary Parasitology Ⅱ | |
---|---|---|
科目概要 | 獣医学科3年後期 [金曜日2・3時限(週2コマ)]、3群科目、必修、講義、2単位(30時間) | |
担当者 | (◎は科目責任者,※は実務経験のある教員) ◎工藤 上 | |
講義室 | B21講義室 |
線虫類、原虫類、鉤頭虫類、舌虫類および節足動物(ダニ類、昆虫類)に分類される寄生虫について、生物学的な基礎知識を身につけるとともに、宿主に対する病原性、それによる疾病の診断法、治療法および予防法を理解する。
回 | 項目 | 内容 | 担当者 | 日時 |
---|---|---|---|---|
1・2 | 線虫類 (1) | 線虫類の概要(分類、形態、発育・感染様式)、糞線虫症、鉤虫症 | 工藤 上 | 9/21②③ |
3・4 | 線虫類 (2) | 馬の円虫症、腸結節虫症、鶏開嘴虫症、豚腎虫症、牛・羊の消化管内線虫症、 | 工藤 上 | 9/28②③ |
5・6 | 線虫類 (3) | 肺虫症、広東住血線虫症、盲腸虫症、回虫症、アニサキス症、蟯虫症 | 工藤 上 | 10/12②③ |
7・8 | 線虫類 (4) | 食道虫症、馬の胃虫症、顎口虫症、眼虫症、沖縄糸状虫症、パラフィラリア症 | 工藤 上 | 10/26②③ |
9・10 | 線虫類 (5) | 犬糸状虫症、牛・馬のオンコセルカ症、家畜のセタリア症 | 工藤 上 | 11/2②③ |
11・12 | 線虫類 (6) | 鞭虫症、毛細線虫症、旋毛虫症、腎虫症 | 工藤 上 | 11/9②③ |
13・14 | 原虫類 (1) | 原虫類の概要(分類、形態、発育・感染様式)、消化管に寄生する原虫類-1(コクシジウム症、クリプトスポリジウム) | 工藤 上 | 11/16②③ |
15・16 | 原虫類 (2) | 消化管に寄生する原虫類-2(アメーバ症、ヒストモナス症、トリコモナス症、ジアルジア症等) | 工藤 上 | 11/21②③ |
17・18 | 原虫類 (3) | 組織内に寄生する原虫類(トキソプラズマ症、ネオスポラ症、サルコシスチス症、エンセファリトゾーン症) | 工藤 上 | 11/30②③ |
19・20 | 原虫類 (4) | 血液内に寄生する原虫類-1(ピロプラズマ症、マラリア症) | 工藤 上 | 12/7②③ |
21・22 | 原虫類 (5) | 血液内に寄生する原虫類-2(ロイコチトゾーン症、ヘパトゾーン症) | 工藤 上 | 12/14②③ |
23・24 | 原虫類 (6) | 血液内に寄生する原虫類-3(トリパノソーマ症、リューシュマニア症) | 工藤 上 | 12/21②③ |
25・26 | 節足動物類 (1) | 病害節足動物の概要(分類、形態、発育・感染様式)、鶏ダニ症、マダニ症 | 工藤 上 | 1/11②③ |
27・28 | 節足動物類 (2) | ツメダニ症、毛包虫症、ケダニ症、疥癬虫症、シラミ・ハジラミ症、ノミ症 | 工藤 上 | 1/17②③ |
29・30 | 節足動物類 (3)、鉤頭虫類、舌虫類 | ハエ幼虫症、ヒツジシラミバエ症、大鉤頭虫・鎖状鉤頭虫・犬舌虫の寄生症および学力の確認 | 工藤 上 | 1/25②③ |
①産業動物、愛玩動物、野生動物において重要視される線虫類、原虫類、病害節足動物(ダニ、昆虫)、鉤頭虫類および舌虫類について、寄生種、発育・感染様式、病害について説明できる。②それら寄生虫症の特性、診断法、治療法および予防法について説明できる。②人獣共通寄生虫病および輸入寄生虫病について、ヒトへの感染様式と病害および動物とヒトとの関わり上の問題点を整理して説明できる。
中間試験および学期末試験の成績により総合的に評価する。試験の成績は、講義内容の理解度および到達目標の達成度を基準におこなう。
各回の授業内容に関連する項目については、受講前に教科書ならびに事前配付資料に目を通し、疑問点などを明らかにしておくこと。また受講後は、それらの疑問点を含めて講義内容を十分に理解できているか否かを振り返ってみること。理解が不十分な箇所については教員への質問による解説および図書館などでの参考書を利用して理解を深めること。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
---|---|---|---|
教科書 | 最新家畜寄生虫病学 | 板垣・大石 監 | 朝倉書店 |
参考書 | 改訂獣医寄生虫学・寄生虫病学1 | 石井俊雄 著 | 講談社サイエンティフィク |
参考書 | 改訂獣医寄生虫学・寄生虫病学2 | 石井俊雄 著 | 講談社サイエンティフィク |
参考書 | 寄生虫学 | 寄生虫病学共通テキスト編集委員会 編 | 緑書房 |