| 英文名 | Animal Hygiene Ⅱ | |
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| 科目概要 | 獣医学科４年後期 [月曜日1時限(週1コマ)]、３群科目、必修、講義、１単位(15時間) | |
| 担当者 | (◎は科目責任者，※は実務経験のある教員) ◎髙井 伸二 | |
| 講義室 | B11講義室 | |
獣医衛生学は、家畜の生命と健康に障害を与えるような各種要因をできるだけ排除し、家畜の潜在能力を最大限に発揮させうるように、広範な関連領域の知識と技術を総合して応用実践するための学問分野である。本科目の授業では、家畜の生産性向上を目指して、家畜の生命、健康の維持・増進を図るための理論的根拠を得ることを目的として、獣医学全般にわたる知識、家畜に関する生物学的知識、地域社会の特徴を含めた広義の家畜飼育環境に関わる知識、生産物の流通に関する農業経営的知識、各種法的規制に関する知識を獣医師として獲得することを目標とする。
| 回 | 項目 | 内容 | 担当者 | 日時 |
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| 1 | 生産衛生（鶏の管理衛生） | 種鶏場の管理衛生、孵化場の管理衛生、初生雛および幼雛の管理衛生、ブロイラー・採卵鶏の管理衛生について解説する。 | 髙井 伸二 | 10/1① |
| 2 | 放牧衛生（放牧環境と衛生対策） | わが国における放牧の現状と特質、放牧環境要因、放牧地の管理、放牧の種類、放牧牛の衛生管理について解説する。 | 髙井 伸二 | 10/9① |
| 3 | 輸送衛生 | 牛・馬・豚の輸送衛生と輸送性疾患について解説する。 | 髙井 伸二 | 10/15① |
| 4 | 飼養衛生（総論、飼養） | 家畜の生産性向上と生産病の発生、これからの飼養衛生、飼養：栄養単位・飼養標準について解説する。 | 髙井 伸二 | 10/22① |
| 5 | 飼養衛生（飼料） | 飼料の分類（栄養価・主成分による分類）、飼料給与（不断給与、制限給与）、飼料の鑑定（目的、鑑定法）、飼料の変質について解説する。 | 髙井 伸二 | 10/29① |
| 6 | 飼養衛生（代謝障害） | 乳牛のエネルギー代謝障害について解説する。 | 髙井 伸二 | 11/6① |
| 7 | 飼養衛生（代謝障害） | 家畜のミネラル代謝障害について解説する。 | 髙井 伸二 | 11/12① |
| 8 | 飼養衛生（代謝障害） | 肉用牛の消化器障害について解説する。 | 髙井 伸二 | 11/19① |
| 9 | 飼養衛生（栄養障害） | 動物飼養衛生における植物中毒について解説する。 | 髙井 伸二 | 11/26① |
| 10 | 飼養衛生（栄養障害） | 農薬、動物医薬品による中毒について解説する。 | 髙井 伸二 | 12/3① |
| 11 | 環境衛生（家畜ふん尿の利用） | 肥料利用、エネルギー利用、飼料利用について解説する。 | 髙井 伸二 | 12/10① |
| 12 | 環境衛生（畜産廃棄物と環境） | 家畜ふん尿の成分、家畜ふん尿の処理（物理化学的方法、好気性生物処理法、嫌気性生物処理法、土壌処理法）について解説する。 | 髙井 伸二 | 12/17① |
| 13 | 環境衛生（悪臭の防除） | 悪臭の種類と発生源、測定と官能試験、脱臭・防臭法、ふん尿以外の畜産廃棄物の処理・利用について解説する。 | 髙井 伸二 | 1/7① |
| 14 | 環境衛生（家畜と騒音） 家畜衛生関連法規 | 騒音の測定と騒音レベル、可聴域、暗騒音、白色雑音およびマスキング効果、騒音の影響について解説する。家畜衛生関連法規についても開設する。 | 髙井 伸二 | 1/21① |
| 15 | まとめ | 講義内容についての理解度を確認する。 | 髙井 伸二 | 1/28① |
本科目の授業では、家畜の生産性向上を目指して、家畜の生命、健康の維持・増進を図るための理論的根拠を得ることを目的として、獣医学全般にわたる知識、家畜に関する生物学的知識、地域社会の特徴を含めた広義の家畜飼育環境に関わる知識、生産物の流通に関する農業経営的知識、各種法的規制に関する知識を獣医師として獲得することを目標とする。
定期試験（到達目標が達成できているかどうかを基準とする）で成績評価を実施する。
シラバスの予定に沿って教科書を事前に読んで授業へ出席する。毎回、小テストで前回の内容について復習する。
| 種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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| 教科書 | 獣医衛生学 第2版 | 岩田祐之 / 押田敏雄 / 酒井健夫 / 高井伸二 / 局 博一 / 永幡 肇 | 文永堂出版 |
| 参考書 | コアカリ「獣医衛生学」 | 文永堂出版 |