Web Syllabus(講義概要)
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獣医ウイルス学
英文名Veterinary Virology
科目概要獣医学科2年後期 [金曜日3時限(週1コマ)]、3群科目、必修、講義、1単位(15時間)
担当者(◎は科目責任者,※は実務経験のある教員) ◎宝達 勉
講義室B31講義室

授業の目的

ウイルスの特殊な性質、生物界における位置づけ、多彩な生存戦略などウイルスと他の微生物の相違点を理解し、ウイルス感染症の診断、治療、予防のための基礎知識を習得する。

授業内容(シラバス)

項目内容担当者日時
1ウイルス学総論;ウイルスの一般性状ウイルス研究の歴史、ウイルスの定義、形と大きさ、基本構造、化学組成、物理・化学的要因に対する抵抗性、他宝達 勉
9/21③
2ウイルスの一般性状ウイルスの定義、形と大きさ、基本構造、化学組成、物理・化学的要因に対する抵抗性、他宝達 勉
9/28③
3ウイルスの分類分類の概要、ウイルスの命名、分類基準、動物ウイルスの分類、その他、参考となるウイルス分類例、他宝達 勉
10/12③
4ウイルスの培養と検出法ウイルスの培養、ウイルスの増殖の指標と定量、ウイルスの増殖過程、他宝達 勉
10/19③
5ウイルスの培養と検出法ウイルスの培養、ウイルスの増殖の指標と定量、ウイルスの増殖過程、他宝達 勉
11/2③
6ウイルスの変異と遺伝変異と変異体、ウイルスの遺伝子・産物の相互作用、遺伝子工学、他宝達 勉
11/9③
7ウイルス感染と発症細胞レベルでの感染の様式、個体レベルでの感染、感染症の基本型、ウイルスの伝播様式、ウイルスの感染症と免疫、感染症の治療法(抗ウイルス薬、インタフェロンと免疫製剤、遺伝子治療)、ワクチンと予防接種宝達 勉
11/16③
8ウイルス感染と発症細胞レベルでの感染の様式、個体レベルでの感染、感染症の基本型、ウイルスの伝播様式、ウイルス感染症の免疫、ウイルス感染症の検査法、他 宝達 勉
11/21③
9各論:DNA核酸を持つウイルスポックスウイルス、アスファウイルス、イリドウイルス、ヘルペスウイルス、アデノウイルス、他宝達 勉
11/30③
10DNA核酸を持つウイルスポリオーマウイルス、パピローマウイルス、サーコウイルス、パルボウイルス、ヘパドナウイルス、他宝達 勉
12/7③
11RNA核酸を持つウイルスレオウイルス、ビルナウイルス、ボルナ病ウイルス、フィロウイルス、パラミクソウイルス、ラブドウイルス、オルトミクソウイルス、他宝達 勉
12/14③
12RNA核酸を持つウイルスブニヤウイルス、アレナウイルス、ピコルナウイルス、カリシウイルス、アストロウイルス、ノダウイルス、コロナウイルス、アルテリウイルス、フラビウイルス、トガウイルス宝達 勉
12/21③
13RNA核酸を持つウイルスレトロウイルスはウイルスのなかでも特に他のウイルスとは大きく異なる性状を持つ。宝達 勉
1/11③
14プリオンとプリオン病プリオンはウイルスとは異なる。では、プリオンはどんな性状を持ちウイルスとはどこがどのように異なるのか。宝達 勉
1/17③
15総括と理解度の確認試験ウイルス学の全過程を総括すると共に理解度の確認試験を実施する。宝達 勉
1/25③
No. 1
項目
ウイルス学総論;ウイルスの一般性状
内容
ウイルス研究の歴史、ウイルスの定義、形と大きさ、基本構造、化学組成、物理・化学的要因に対する抵抗性、他
担当者
宝達 勉
日時
9/21③
No. 2
項目
ウイルスの一般性状
内容
ウイルスの定義、形と大きさ、基本構造、化学組成、物理・化学的要因に対する抵抗性、他
担当者
宝達 勉
日時
9/28③
No. 3
項目
ウイルスの分類
内容
分類の概要、ウイルスの命名、分類基準、動物ウイルスの分類、その他、参考となるウイルス分類例、他
担当者
宝達 勉
日時
10/12③
No. 4
項目
ウイルスの培養と検出法
内容
ウイルスの培養、ウイルスの増殖の指標と定量、ウイルスの増殖過程、他
担当者
宝達 勉
日時
10/19③
No. 5
項目
ウイルスの培養と検出法
内容
ウイルスの培養、ウイルスの増殖の指標と定量、ウイルスの増殖過程、他
担当者
宝達 勉
日時
11/2③
No. 6
項目
ウイルスの変異と遺伝
内容
変異と変異体、ウイルスの遺伝子・産物の相互作用、遺伝子工学、他
担当者
宝達 勉
日時
11/9③
No. 7
項目
ウイルス感染と発症
内容
細胞レベルでの感染の様式、個体レベルでの感染、感染症の基本型、ウイルスの伝播様式、ウイルスの感染症と免疫、感染症の治療法(抗ウイルス薬、インタフェロンと免疫製剤、遺伝子治療)、ワクチンと予防接種
担当者
宝達 勉
日時
11/16③
No. 8
項目
ウイルス感染と発症
内容
細胞レベルでの感染の様式、個体レベルでの感染、感染症の基本型、ウイルスの伝播様式、ウイルス感染症の免疫、ウイルス感染症の検査法、他 
担当者
宝達 勉
日時
11/21③
No. 9
項目
各論:DNA核酸を持つウイルス
内容
ポックスウイルス、アスファウイルス、イリドウイルス、ヘルペスウイルス、アデノウイルス、他
担当者
宝達 勉
日時
11/30③
No. 10
項目
DNA核酸を持つウイルス
内容
ポリオーマウイルス、パピローマウイルス、サーコウイルス、パルボウイルス、ヘパドナウイルス、他
担当者
宝達 勉
日時
12/7③
No. 11
項目
RNA核酸を持つウイルス
内容
レオウイルス、ビルナウイルス、ボルナ病ウイルス、フィロウイルス、パラミクソウイルス、ラブドウイルス、オルトミクソウイルス、他
担当者
宝達 勉
日時
12/14③
No. 12
項目
RNA核酸を持つウイルス
内容
ブニヤウイルス、アレナウイルス、ピコルナウイルス、カリシウイルス、アストロウイルス、ノダウイルス、コロナウイルス、アルテリウイルス、フラビウイルス、トガウイルス
担当者
宝達 勉
日時
12/21③
No. 13
項目
RNA核酸を持つウイルス
内容
レトロウイルスはウイルスのなかでも特に他のウイルスとは大きく異なる性状を持つ。
担当者
宝達 勉
日時
1/11③
No. 14
項目
プリオンとプリオン病
内容
プリオンはウイルスとは異なる。では、プリオンはどんな性状を持ちウイルスとはどこがどのように異なるのか。
担当者
宝達 勉
日時
1/17③
No. 15
項目
総括と理解度の確認試験
内容
ウイルス学の全過程を総括すると共に理解度の確認試験を実施する。
担当者
宝達 勉
日時
1/25③

到達目標

動物ウイルスの構造、増殖方法、種類と性状、ウイルス感染症の特徴を説明できる。ウイルス感染症の診断、治療、予防のための基礎知識を習得し説明できる。

評価方法

定期試験を中心とするが、受講態度なども考慮して総合的に評価する。

準備学習(予習・復習等)

予習:教科書『獣医微生物学』の各回の授業内容に関する箇所を学習しておくこと。
復習:配布資料と教科書を比較し、復習しておくこと。不明な箇所は、オフィスアワー等を利用して、積極的に質問すること。

その他注意事等

ウイルスの基礎研究は生物学の発展に貢献するとともにウイルスが示す病原性の防圧にも大きく貢献している。現在、ヒトではウイルスの性状を逆手に上手く利用した遺伝子治療の研究が行われある種の病気では実際に治療に利用されている。
一方、動物に感染するウイルスは我々が対象とする牛や犬など多くの動物に病原性を示しその防圧が重要な問題となっている。ウイルス感染症は第3学年以上で重要な部分を占めるので十分な基礎知識を習得すること。

教材

種別書名著者・編者発行所
教科書獣医微生物学 (第3版) 見上彪 監修文永堂出版
参考書(なし)
教科書
署名
獣医微生物学 (第3版) 
著者・編者
見上彪 監修
発行所
文永堂出版
参考書
署名
著者・編者
発行所