英文名 | Animal Feeding and Management | |
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科目概要 | 獣医学科3年前期 [金曜日1時限(週1コマ)]、2群科目、選択、講義、1単位(15時間) | |
担当者 | (◎は科目責任者,※は実務経験のある教員) ◎山﨑 淳 | |
講義室 | B21講義室 |
広義の家畜(農用動物、愛玩動物、展示動物、実験動物)を対象に、動物を人間が管理する目的、動物飼育の基本技術を理解させ、特に、飼育管理の上で重要となる①飼育環境に対する生体の適応のしくみ、②飼育環境と行動の関係、等を理解させる。また、各家畜種の目的別生産・利用形態を理解させる。
回 | 項目 | 内容 | 担当者 | 日時 |
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1 | 動物の飼育と管理-その目的 | 動物飼育管理学の定義:人間が係わってきた動物=広義の家畜を健康に維持管理、そして増殖させるための技術・知識体系について | 山﨑 淳 | 4/6① |
2 | 環境管理(1)-環境と動物 | 環境の変化と家畜の反応:健康・増殖に影響を与える、家畜を取り巻く環境について | 山﨑 淳 | 4/13① |
3 | 環境管理(2)-畜舎環境の制御 | 動物を取り巻く環境:家畜を飼育する場所とその環境について | 山﨑 淳 | 4/20① |
4 | 動物の行動(1)動物の行動と心理、個体維持行動とその制御 | 動物行動の基本概念と動物の心理、動物の行動、特に個体維持のための行動とその制御 | 山﨑 淳 | 4/27① |
5 | 動物の行動(2)-社会行動と群管理、生殖行動 | 社会行動と群れの管理、生殖行動とその活用 | 山﨑 淳 | 5/11① |
6 | 動物の福祉 | 動物福祉(アニマルウェルフェア)の概念と発展の歴史、評価法、関連する法律 | 山﨑 淳 | 5/18① |
7 | 動物の衛生 | 動物のストレスと予防衛生の概念、家畜の感染症 | 山﨑 淳 | 5/25① |
8 | 排泄物の処理と環境保全(1) | 環境保全と法規、排泄物の量と性状 | 山﨑 淳 | 6/1① |
9 | 排泄物の処理と環境保全(2) | 環境の浄化と排泄物の有効利用、騒音対策 | 山﨑 淳 | 6/8① |
10 | 牛の管理(1) | 牛の管理形態、肉用・乳用牛の一生 | 山﨑 淳 | 6/15① |
11 | 牛の管理(2) | 発育ステージごとの管理形態-哺乳期・育成期・泌乳期・肥育期の管理 | 山﨑 淳 | 6/22① |
12 | 豚の管理 | 豚の管理形態、豚の一生 | 山﨑 淳 | 6/29① |
13 | 鶏の管理 | 鶏の管理形態、採卵鶏・肉用鶏の一生 | 山﨑 淳 | 7/6① |
14 | 馬・山羊・羊の管理 | 各家畜種の管理形態とその一生 | 山﨑 淳 | 7/13① |
15 | 伴侶・展示・実験動物の管理 | 各種家畜における管理方式と管理施設 | 山﨑 淳 | 7/20① |
①動物の飼育の目的、関連する技術と知識を体系づけて理解する。
②上記を、実際の動物生産・飼育現場に当てはめて考えることができること。
③動物の適切な飼育とは何か、理解できること。
④利用目的の特性にあった飼育管理方法を理解できること。
開講回数の3分の2以上の出席者が評価対象となります。
受講態度(30点、欠席は減点対象)および定期試験の成績(70点)を総合して評価します。
教科書「動物の飼育管理」の該当箇所を事前によく読み、理解しておくこと(予習)。講義で用いるパワーポイントファイルおよび追加資料は学部ホームページ授業支援で閲覧することができるので、教科書と合わせ毎回の講義内容の理解に利用すること(復習)。
家畜化された動物は野生動物の原種とは異なり、人為的淘汰により特殊化した存在であり、高い生産能力など、特殊な能力を持つ一方で、その生存には人間の関与が必要です。したがって、動物を健康に維持し、生産(繁殖・育成)し各種能力(生産・使役・利用など)を発揮させるためには、その特徴を理解した上での適切な飼育管理技術が必要です。そのような視点から興味を持って受講してください。特定のオフィスアワーは設けていませんが、質問などが有れば研究室までいつでも気軽に来てください。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 動物の飼育管理 | 鎌田壽彦ら 編著 | 文永堂出版 4,752円 |
参考書 | 家畜管理学 | 三村 耕・森田 琢磨 | 養賢堂 |
参考書 | 家畜の管理 | 野附 巌・山本禎紀 編 | 文永堂出版 |
参考書 | 品種改良の世界史 家畜編 | 正田 陽一 監修 | 悠書館 4,104円 |