英文名 | Ecology for Satoyama (Village Forest) | |
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科目概要 | 生物環境科学科2年後期 [水曜日4時限(週1コマ)]、3群科目、必修、講義、2単位(30時間) | |
担当者 | (◎は科目責任者,※は実務経験のある教員) ◎馬場 光久 | |
講義室 | 831講義室 | |
JABEE認定プログラム履修の手引き(表3・14)との関連 | E |
里山における植物群落と人間との関わりについて学び、里山の生物多様性を保全するため管理の方法について正しく理解する。
回 | 項目 | 内容 | 担当者 | 日時 |
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1 | ガイダンス | 里山の生態系 | 馬場 光久 | 9/26 |
2 | 里山の成り立ち① | 低湿地の利用と保全(教科書 第1章) | 馬場 光久 | 10/3 |
3 | 里山の生物多様性① | 水田生態系(参考書4,参考書5) | 馬場 光久 | 10/10 |
4 | 里山の成り立ち② | アカマツ林の消長(教科書 第1章) | 馬場 光久 | 10/17 |
5 | 落葉広葉二次林(雑木林)① | 落葉広葉二次林(雑木林)の利用と管理(参考書2 第3章) | 馬場 光久 | 10/24 |
6 | 落葉広葉二次林(雑木林)② | 遷移の進行(教科書 第1章) | 馬場 光久 | 10/31 |
7 | 里山の生物多様性② | 雑木林(教科書 第3章) | 馬場 光久 | 11/7 |
8 | 中間試験および解説 | 1~7回目までの内容についての試験および解説 | 馬場 光久 | 11/14 |
9 | 里山の生物多様性③ | 草原の減少と在来草本植物の保全(参考書6 第4章) | 馬場 光久 | 11/28 |
10 | 里山の生物多様性④ | 農耕地の管理と外来植物の繁茂(参考書3) | 馬場 光久 | 12/5 |
11 | 人工林① | 人工林の現状(参考書2 第3章) | 馬場 光久 | 12/12 |
12 | 人工林② | 人工林の管理(参考書2 第3章) | 馬場 光久 | 12/19 |
13 | 里山における物質循環① | 水田生態系(参考書7 第10章) | 馬場 光久 | 1/9 |
14 | 里山における物質循環② | 雑木林(参考書7 第8章) | 馬場 光久 | 1/16 |
15 | 里山における物質循環③ | 人工林(参考書7 第8章) | 馬場 光久 | 1/21 |
1)里山の生態系の特徴を把握し、その保全の重要性が理解できるようになる。
2)里山生物多様性について理解し、問題点の整理とその対策について考察できるようになる。
3)里山の生態系における物質循環が説明できるようになる。
小テストの結果も最終成績に反映させる(14点)。講義の中で1回中間試験を実施する(20点)。最終試験においては講義の後半の内容を中心に到達目標を考慮した試験を実施する(66点)。到達目標の達していない学生から申し出があれば、追再試験を実施する。なお、欠席は1回につき3点減点する。
2回目以降の講義資料を事前に配布します。この資料には引用文献を明記していますので、事前に資料に目を通して質問などを考えておいてください(準備学習)。2回目以降はその前の回の講義内容について小テストを実施しますので、講義内容を整理しておいてください(復習)。
植物に関する講義だけではなく、土壌や生態に関する講義も受講することが望まれます。
出席の確認以外も月曜日~金曜日午後4時30分~6時30分に、研究室にて質問を受けます。
講義中に質問できなかった場合にはオフィスアワーを利用して質問に来てください。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 「里山の生態学」 | 広木 詔三 編 | 名古屋大学出版会 |
参考書 | 1. 「里山の環境学」 | 武内和彦・鷲谷いずみ・恒川篤史 | 東京大学出版会 |
参考書 | 2. 「植生管理学」 | 福嶋司 編 | 朝倉書店 |
参考書 | 3. 「ニセアカシアの生態学」 | 崎尾 均 編 | 文一総合出版 |
参考書 | 4. 「われら共有の農業 持続可能な農業の確立に向けて」 | 東京農工大学「われら共有の農業」編集員会編 | 古今書院 |
参考書 | 5. 「水田生態工学入門」 | 水谷正一 | 農文協 |
参考書 | 6. 「草地の生態と保全」 | 日本草地学会編 | 学会出版センター |
参考書 | 7. 「最新土壌学」 | 久馬一剛 編 | 朝倉書店 |