英文名 | Environmental Hygiene | |
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科目概要 | 生物環境科学科3年後期 [火曜日2時限(週1コマ)]、3群科目、選択、講義、2単位(30時間) | |
担当者 | (◎は科目責任者,※は実務経験のある教員) ◎鎌田 亮 | |
講義室 | 841講義室 |
野生動物を含めた多くの生物は、環境汚染によって数々の苦難を強いられてきた。環境汚染の歴史・現状と動物の健康影響のメカニズムを学習し、野生動物の健康を守るために環境をどのように修復・保全していかなければならないか考える道標としたい。
回 | 項目 | 内容 | 担当者 | 日時 |
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1 | 動物環境衛生学とは | 環境汚染の歴史と環境衛生学の成立 | 鎌田 亮 | 9/21② |
2 | 汚染物質の発生・動態・汚染例1 | 大気汚染物質の汚染源、環境中動態、大気汚染の例 | 鎌田 亮 | 10/2② |
3 | 汚染物質の発生・動態・汚染例2 | 水質汚染物質の汚染源、環境中動態、水質汚染の例 | 鎌田 亮 | 10/16② |
4 | 汚染物質の発生・動態・汚染例3 | 土壌汚染物質の汚染源、環境中動態、土壌汚染の例 | 鎌田 亮 | 10/23② |
5 | 化学物質の生体内動態1 | 環境汚染物質の動物体内への移行 | 鎌田 亮 | 10/30② |
6 | 化学物質の生体内動態2 | 化学物質の体内動態と防御機構 | 鎌田 亮 | 11/13② |
7 | 化学物質による健康障害1 | 遺伝毒性・発がん性 | 鎌田 亮 | 11/20② |
8 | 化学物質による健康障害2 | 生殖・発生への影響 | 鎌田 亮 | 12/4② |
9 | 化学物質による健康障害3 | 呼吸器・免疫への影響 | 鎌田 亮 | 12/11② |
10 | 化学物質による健康障害4 | 肝臓・腎臓への影響 | 鎌田 亮 | 12/18② |
11 | 化学物質による健康障害5 | 神経への影響 | 鎌田 亮 | 1/8② |
12 | 化学物質による健康障害6 | 皮膚・その他臓器への影響 | 鎌田 亮 | 1/15② |
13 | 汚染物質の分解・耐性機構 | 細菌・植物による化学物質の吸収・分解 | 鎌田 亮 | 1/29② |
14 | 環境保全への取り組み | 環境汚染低減への取り組み(バイオレメディエーション等) | 鎌田 亮 | |
15 | 関連法規 | 国内外の野生生物保護・環境保全に関する法律・取り決め | 鎌田 亮 |
1.環境汚染の歴史、現在の実態を把握する。
2.化学物質による生物影響のメカニズムを理解し、説明できる。
3.環境の修復・保全対策の立案ができる。
理解度を評価するための報告書(数回実施)と定期試験によって評価する。
書籍、インターネット等を通して、環境汚染問題にはどのようなものがあるか調査する。
配付資料では特に重要な項目を紹介するが、興味のある分野については自分でさらに学習すること。
環境衛生学は野生生物保護に関する重要な学問の1つである。積極的な気持ちで参加して欲しい。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 各回資料を配付する。 | ||
参考書 | 環境衛生科学 | 内海英雄、大沢基保 | 南江堂 |
参考書 | 環境衛生の科学 | 篠田純男、那須正夫、黒木広明、三好伸一 | 三共出版 |
参考書 | 環境毒性学 | 渡邉泉、久野勝治 | 朝倉書店 |