英文名 | Water Environment | |
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科目概要 | 生物環境科学科2年前期 [月曜日2時限(週1コマ)]、3群科目、必修、講義、2単位(30時間) | |
担当者 | (◎は科目責任者,※は実務経験のある教員) ◎丹治 肇 | |
講義室 | 831講義室 | |
JABEE認定プログラム履修の手引き(表3・14)との関連 | E |
科目 | 教科に関する科目(高等学校 農業) |
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施行規則に定める科目区分 |
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水域生態学の基礎と灌漑排水学の基礎(人間活動における水環境)について学ぶ。水域生態学については、SVAP(Stream Visual Assessment Protocol)を理解し、環境評価ができるようになることを目的とする。水資源の利用と保全、水田と畑地での潅漑と排水、畜産における水利用と排水問題、水質保全、水環境と景観保全について、基礎理論とその応用について学習する。実験データの基本的な処理方法についても習得する。
回 | 項目 | 内容 | 担当者 | 日時 |
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1 | 概説、講義の予定、概要、方法、注意事項の説明 | オリエンテーション | 丹治 肇 | 4/9② |
2 | 計算環境の整備 | Rのインストール。基本的な計算。 | 丹治 肇 | 4/16② |
3 | 河川生態学と水理学 | 水理学と水環境の関係について学ぶ | 丹治 肇 | 4/23② |
4 | 河川生態学の基礎 | 食物連鎖。エネルギー収支。 | 丹治 肇 | 5/7② |
5 | SVAPの概要 | SVAPの概要について学ぶ | 丹治 肇 | 5/14② |
6 | SVAPの実際(1) | SVAPの評価項目を理解する | 丹治 肇 | 5/21② |
7 | 水田灌漑(1) | 稲作と水管理、水田灌漑の役割,水田灌漑システム | 丹治 肇 | 5/28② |
8 | 水田灌漑(2) | 水田用水量,,広域用水量、反復利用 | 丹治 肇 | 6/4② |
9 | 畑地灌漑 | 灌漑システム、土壌水分恒数、土壌の水分消費、畑地用水量、多目的畑地灌漑 | 丹治 肇 | 6/11② |
10 | 排水 | 地区排水:降雨と流出の関係、地区排水計画、排水量の把握、圃場排水:圃場排水の意義、圃場排水量、暗渠排水計画 | 丹治 肇 | 6/18② |
11 | SVAPの実際(2) | 実際の評価方法について学ぶ | 丹治 肇 | 6/25② |
12 | SVAPの実際(3) | 評価の発表方法について学ぶ | 丹治 肇 | 7/2② |
13 | 生物環境と水質保全 | 作物の生育と水質、用排水の水質、水質保全 | 丹治 肇 | 7/9② |
14 | 河川環境整備 | 河川環境の整備の考え方。環境の復元。 | 丹治 肇 | 7/16② |
15 | まとめ | 全体のまとめ | 丹治 肇 | 7/23② |
①水環学実験と連動し、Rにより、実験データ処理の基本ができるようになる。
②水環境学の理解に必要な基礎的な水理学が理解できる。
③SVAPを通じ、水環境学の基礎が理解できるようになる。
④生物生産と水質保全に関する基礎が理解できるようになる。
成績評価は期末試験で行う。
ノートパソコンまたはUSBメモリを準備して、Rで計算可能な環境を準備する。計算演習を自習することを推奨する。
水田灌漑・畑地灌漑に対応する部分(全体の1/3)は、公務員試験の農業水利学に対応している。
講義の最初の方は水環境実験と連動するため、スケジュールが変更になることがある。SVAPの実際も水環境実験と連動しているため、スケジュールが変更になることがある。
スケージュールの変更は前回の授業時に連絡する。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 水理学指定の教科書を使う | ||
参考書 | Stream Corridor Restoration NRCS USDA | ||
参考書 | Stream Visual Assessment Protocol USDA |