災害(農業)復興学
英文名Reconstruction from the Disasters
科目概要生物環境科学科3年集中 [集中]、3群科目、選択、講義、1単位(15時間)
担当者(◎は科目責任者,※は実務経験のある教員) ◎小野 賢二 (※)
講義室841講義室
JABEE認定プログラム履修の手引き(表3・14)との関連G、H、I

授業の目的

農林業現場において植物の生育基盤である土壌が元来持っている機能や役割等を学び、災害に遭遇し、土壌機能を喪失した生育基盤に対してその機能・役割を復旧させるために必要かつ有効な土壌再生・基盤造成技術を理解する。

授業内容(シラバス)

項目内容担当者日時
1ガイダンス、イントロダクション授業の進め方の紹介、農林業災害(主に気象害)について小野 賢二
12/8①
2災害復興とは?復旧と復興、津波被災直後の海岸防災林の状況小野 賢二
12/8②
3土壌の塩害と除塩対策農地・林地の塩害被害の実態と対策小野 賢二
12/8③
4生育基盤としての土壌土壌に求められる要件と土壌生成過程小野 賢二
12/8④
5海岸防災林の役割海岸防災林に期待される公益的機能と役割小野 賢二
12/22①
6災害復興の基本的な考え方Building Back Better (BBB)と海岸林再生方針小野 賢二
12/22②
7海岸防災林再生の実情海岸防災林生育基盤盛土の造成法とその造成土壌の問題点小野 賢二
12/22③
8生育基盤改良法について土壌物理性の矯正法とその効果小野 賢二
12/22④

到達目標

1)生育基盤としての土壌の機能・役割を理解し、日本の(森林)植生と土壌の分布を把握できる。
2)東日本大震災大津波で被災した土壌の塩害の発生状況について理解し、塩害の発生メカニズムとその対処法を習得する。
3)植物の生育基盤として、適正な土壌が備えうるべき要件を理解し、生育基盤を人工的に用意した場合に、留意すべき点や必要な技術を修得する。

評価方法

評価は講義終了後に課すレポートの成績で行う。なお、欠席は減点対象(1講義2点、最大16点)とする。授業への自発的・積極的な参加(講義内外問わず、授業内容への意見や質問、内容などの要望)は歓迎です。

準備学習(予習・復習等)

予習:講義前に紹介する参考文献を事前に読んでおくとよい。
復習:新聞やTVニュースで日々報道される災害に関するニュースに耳を傾け、頻発する様々な農林業災害に対して農学、林学、土壌学的技術、知見がどのように役立てられるか、自分の考えを纏めておくこと。最終講義終了時に課されたテーマで小レポートを作成して提出すること。

その他注意事等

土壌生成・分類・調査法などに関する基礎知識が必要となりますので、土壌に関する講義も受講していることが望まれます。

教材

種別書名著者・編者発行所
教科書(なし)
参考書「植栽基盤整備技術マニュアル」国土交通省都市局公園緑地・景観課緑地環境室 監修(一財)日本緑化センター 202pp.
参考書「林野土壌の分類(1975)」土じょう部林業試験場研究報告 280:1-28
参考書「台地の五億年」藤井一至ヤマケイ新書 229pp