英文名 | Environment Informatics | |
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科目概要 | 生物環境科学科2年後期 [木曜日3時限(週1コマ)]、3群科目、必修、講義、2単位(30時間) | |
担当者 | (◎は科目責任者,※は実務経験のある教員) ◎田中 勝千 | |
講義室 | 831講義室 | |
JABEE認定プログラム履修の手引き(表3・14)との関連 | E |
科目 | 教科に関する科目(高等学校 農業) |
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施行規則に定める科目区分 |
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近年エコロジーという言葉がもてはやされているが、生物と環境の間の相互作用を扱う学問分野とされている。生物と環境との相互作用は科学の3要素つまりエネルギー、物質、そして情報を介している。本講義では、生物を取り巻く環境情報について説明し、とくに、生物生産の場である圃場(作物と土地)あるいは地域を対象として、その特性を情報通信技術を用いて取得・解析することによって持続的な生産活動が可能なシステムを構築するために必要な事項について理解を深める。
回 | 項目 | 内容 | 担当者 | 日時 |
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1 | 生物環境科学と環境情報学 | 環境情報学と生物環境科学との関りについて学ぶ。 | 田中 勝千 | 10/4③ |
2 | 環境の構造と環境問題 | 環境の構造と環境問題について学ぶ。 | 田中 勝千 | 10/11③ |
3 | 環境の特徴 | 環境の特徴と考え方について学ぶ。 | 田中 勝千 | |
4 | 情報科学 | 情報科学について学ぶ。 | 田中 勝千 | 10/25③ |
5 | 情報処理とコンピュータ | 情報の伝達と通信について学ぶ。 | 田中 勝千 | 11/1③ |
6 | 環境情報科学 | 環境情報学について学ぶ。 | 田中 勝千 | 11/1④ |
7 | リモートセンシング1 | リモートセンシングの基礎について学ぶ。 | 田中 勝千 | 11/8③ |
8 | 中間試験と解説 | 前週までの講義内容の理解の確認。 | 田中 勝千 | 11/15③ |
9 | リモートセンシング2 | リモートセンシングの応用について学ぶ。 | 田中 勝千 | 11/22③ |
10 | 環境情報と環境指標 | 環境情報と環境指標について学ぶ。 | 田中 勝千 | 11/29③ |
11 | ライフサイクルアセスメント | ライフサイクルアセスメントについて学ぶ。 | 田中 勝千 | 12/6③ |
12 | 環境保全型農業と精密農業 | 環境保全型農業と精密農業について学ぶ。 | 田中 勝千 | 12/13③ |
13 | 空間データモデリング1 | データリテラシーと空間データモデリングについて学ぶ。 | 田中 勝千 | 12/20③ |
14 | 空間データモデリング2 | セミバリアンス解析について学ぶ。 | 田中 勝千 | 1/10③ |
15 | 講義のまとめ | 講義内容の確認とまとめ。 | 田中 勝千 | 1/22③ |
(1) 環境について説明できる。
(2) 環境情報について説明できる。
(3) 環境保全型農業と精密圃場管理との関わりについて説明できる。
(4) 空間データモデリングの考え方について説明できる。
(5) リモートセンシングの応用例について説明できる。
中間試験(45)と期末試験(45点)およびレポート(10点)の合計で評価する。また、欠席は-5点、遅刻は-2点として評価点に換算する。再試験は、学習時の記録を参考に一度認めることがある。
環境、情報、リモートセンシングなどの用語はマスメディアでも頻繁に取り上げられるので、各項目との関連について調べ復習すること。
必要に応じて指示する。
関数機能付き電子卓上計算機を持参すること。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 未定 | ||
参考書 | 精密農業 | 澁澤 栄(編) | 著朝倉書店 |
参考書 | アメリカの環境保全型農業 | 中村耕三 | 農林統計協会 |
参考書 | 地球環境学 5 生物の多様性とその保全 | 井上民二・和田英太郎(編) | 岩波書店 |
参考書 | 世界の食糧 世界の農村 16 世界各国の環境保全型農業 | 嘉田良平 | 農山漁村文化協会 |
参考書 | 環境保全と農林業 | 陽 捷行(編) | 朝倉書店 |
参考書 | 時空間情報プラットフォーム 環境情報の可視化と協働 | 佐土原 聡(編) | 東京大学出版会 |
参考書 | 時空間情報学 | 今井 博・近藤高弘 | インデックス出版 |