英文名 | Applied Statistics | |
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科目概要 | 生物環境科学科2年前期 [金曜日3時限(週1コマ)]、2群科目、必修、講義、2単位(30時間) | |
担当者 | (◎は科目責任者,※は実務経験のある教員) ◎岡田 あゆみ | |
講義室 | 831講義室 | |
JABEE認定プログラム履修の手引き(表3・14)との関連 | D |
科目 | 教科に関する科目(高等学校 農業) |
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施行規則に定める科目区分 |
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D
統計学の必要性を理解した上で、調査・実験を進めるために必要なデータの取得と整理、解析を行うための手法とその統計学的基礎を習得し、「使える」ようになることを目標とする。具体的には、手法の選択が適切にできること、結果の解釈を誤らないでできることが目標となる。
回 | 項目 | 内容 | 担当者 | 日時 |
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1 | 統計学とは何か | 受講に際しての注意事項等の周知。統計学とは何か。数字の丸め方と有効桁数。 | 岡田 あゆみ | 4/13③ |
2 | 基本統計量など | データの種類とその性質。基本統計量(平均値、標準偏差等)。標本と母集団。頻度分布 | 岡田 あゆみ | 4/20③ |
3 | 確率 | 確率論の基本概念。確率分布。正規分布と非正規分布。 | 岡田 あゆみ | 4/27③ |
4 | データの整理 | データの分布と図示 | 岡田 あゆみ | 5/11③ |
5 | 仮説検定 | 中心極限定理。仮説検定の考え方。両側検定と片側検定。二種類の過誤。検出力。 | 岡田 あゆみ | 5/18③ |
6 | 二群の検定 平均値の検定 | 対応のあるt検定。等分散を仮定した場合と仮定しない場合の対応のないt検定。 | 岡田 あゆみ | 5/25③ |
7 | 一要因多群の検定 | F検定。分散分析の考え方。一元配置分散分析。 | 岡田 あゆみ | 6/1③ |
8 | 二要因多群の検定 | 繰り返しがある時と、ない時の二元配置分散分析。交互作用。 | 岡田 あゆみ | 6/8③ |
9 | 多重比較法 | 検定多重性の問題点。多重比較法の考え方。 | 岡田 あゆみ | 6/15③ |
10 | 相関分析 | 散布図の作成。相関分析。相関係数の算出と検定。 | 岡田 あゆみ | 6/22③ |
11 | 回帰分析 | 回帰式と決定係数の算出。最小二乗法。 | 岡田 あゆみ | 6/29③ |
12 | さまざまな検定法 | さまざまな検定手法の紹介。ノンパラメトリック検定。多変量解析 | 岡田 あゆみ | 7/13③ |
13 | 実験計画 | 実験計画の策定 | 岡田 あゆみ | 7/20 |
14 | データ解析 | 分析及び発表 | 岡田 あゆみ | |
15 | 講義のまとめ | これまでの講義内容のまとめ | 岡田 あゆみ |
1) データの種類(量的データ・質的データ、1次元データ・多次元データ)を理解し、それに対応した整理・表現ができるようになる。
2) 代表値(平均値 等)・散らばりの尺度(標準偏差 等)の諸量の意味を理解し、計算ができるようになる。
3) 仮説検定ができるようになる。
4) 基本的な統計手法を理解し、データと目的に合わせて使用することができる。
提出物(20点)、定期試験(80点)により評価する。
配布プリントの該当箇所を事前に熟読しておくこと。講義後には復習のため課題を課すので、期限までに提出すること。
興味を持って積極的に授業に参加して下さい。
【オフィスアワー】電話(0176-24-4371 内線472)、メール(okada@vmas.kitasato-u.ac.jp)で事前に連絡されることを推奨します。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | なし | ||
参考書 | 「統計学入門」 東京大学教養学部統計学教室編 | 東京大学出版会 | |
参考書 | 「バイオサイエンスの統計学」 | 市原清志 著 | 南江堂 |
参考書 | 「医療・看護のためのやさしい統計学」 (基礎編と解析編の2冊) | 山田 覚 著 | 東京図書 |
参考書 | 「ハーバード大学講議テキスト 生物統計学入門」 | M. Pagano、K. Gauvreau著 | 丸善株式会社 |