英文名 | Introduction to Animal Science | |
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科目概要 | 生物環境科学科2年後期 [水曜日3時限(週1コマ)]、2群科目、必修、講義、2単位(30時間) | |
担当者 | (◎は科目責任者,※は実務経験のある教員) ◎向井 孝夫、 有原 圭三、 久保田 浩司、 濱野 美夫、 山﨑 淳、 未定 | |
講義室 | 831講義室 | |
JABEE認定プログラム履修の手引き(表3・14)との関連 | B |
科目 | 教科に関する科目(高等学校 農業) |
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施行規則に定める科目区分 |
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動物科学概論では、畜産を中心として利活用されてきた資源動物に関わる学問を体系的に講義する。畜産とは、農業の一部門であり、家畜とその生産物の利用を目的に家畜を飼養する営みである。近年における我が国の畜産は加工業的畜産として発展してきたため、家畜本来の動物としての姿がややもすると失われがちであったが、これを見直す動きも出てきている。また、家畜の健康と福祉や、環境保全の観点から、経済性のみを追及する畜産には再考が迫られている。畜産学は畜産業への対応を重視するものであるが、それに止まらず動物生命科学への貢献も求められており、畜産科学、応用動物科学を含めた幅広い畜産学として、家畜生産機能向上分野、飼料・飼養・管理分野および畜産食品科学分野について理解する。
回 | 項目 | 内容 | 担当者 | 日時 |
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1 | 動物科学概論の概要 | 人類が動物を利活用してきた歴史と現状、現在の諸問題について概要説明 | 向井 孝夫 | 9/25③ |
2 | 動物栄養学1 | 栄養素の種類や機能 | 濱野 美夫 | 10/2③ |
3 | 動物栄養学2 | 各資源動物における栄養素の消化、吸収、利用の特徴 | 濱野 美夫 | 10/9③ |
4 | 動物育種学 | 動物(家畜)の群をより効率の高い群へと遺伝的に改良する原則 | 未定 | 10/16③ |
5 | 動物生殖学1 | 生命の誕生にかかわる神秘の現象である生殖の仕組み | 未定 | 10/23③ |
6 | 動物生殖学2 | 動物の生殖と開発されてきた生殖工学技術 | 未定 | 10/30③ |
7 | 動物細胞工学1 | 有用動物の作出につながる細胞工学について解説する。 | 久保田 浩司 | 11/6③ |
8 | 動物細胞工学2 | 幹細胞を用いた細胞工学と動物科学の発展について解説する。 | 久保田 浩司 | 11/13③ |
9 | 動物微生物学1 | 動物やヒトを取り巻く微生物の病原性、人獣共通感染症 | 向井 孝夫 | 11/20③ |
10 | 動物微生物学2 | 動物やヒトを取り巻く微生物の有用性、物質循環における役割 | 向井 孝夫 | 11/27③ |
11 | 家畜品種論 | 家畜の成立と世界で利用されている家畜の種類、用途 | 山﨑 淳 | 12/4③ |
12 | 動物飼育管理学1 | 動物飼育管理学とは-家畜の一生からみる動物飼育管理学 | 山﨑 淳 | 12/11③ |
13 | 動物飼育管理学2 | 家畜の食性-草食家畜である反すう動物の特徴を消化機能からみると | 山﨑 淳 | 12/18③ |
14 | 食品機能安全学1 | 人と動物の共存。動物性食料資源の確保の観点から考える。 | 有原 圭三 | 1/8③ |
15 | 食品機能安全学2 | 食品の新しい機能の開発研究と研究成果など | 有原 圭三 | 1/22③ |
①動物性食料生産に利活用される動物の種類、機能の概要について説明できる。
②動物生産の概要について説明できる。
③動物生産と環境保全に関わる諸問題の概要について説明できる。
④動物生産物である畜産食品の有用性や機能について説明できる。
試験方法:筆記試験 実施時期:試験期間内
定期試験で評価する。欠席は減点する。
<予習>下記に示す参考書のうち、最低1冊は目を通して、畜産学に関する理解を深めておくこと。
<復習>興味のある内容については、各担当教員からも参考書籍を紹介できるので、事後学習に利用していただきたい。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | (なし) | ||
参考書 | 最新畜産学 | 水間 豊 他編 | 朝倉書店 |
参考書 | 食べ物としての動物たち | 伊藤 宏 | 講談社 |
参考書 | 品種改良の世界史 | 正田陽一 編 | 悠書館 |